大型連休 高速道路で50キロ超渋滞も 下りの混雑きょうピークに

新型コロナの感染対策が緩和される中で迎えた大型連休も後半となり、行楽地やふるさとなどに向かう人たちで交通機関は混雑しました。新幹線や国内の空の便の下りは3日が混雑のピークで満席が多くなったほか、高速道路の一部では午前中50キロを超える渋滞となりました。

JR各社によりますと新幹線の下りの混雑は3日がピークで東海道新幹線は午前中を中心に東京駅を出発する「のぞみ」など多くの列車で自由席の乗車率が100%を超えたほか、東北新幹線や北陸新幹線でも午前中を中心に東京を出発する一部の列車の自由席の乗車率が100%を超える混雑となりました。

新幹線の上りの混雑のピークは今月6日になる見込みだということです。

また、国内の空の便の下りも3日が混雑のピークで、全日空や日本航空によりますと羽田空港や大阪空港から各地に向かう便は終日、ほぼ満席になっているということです。

全日空ではすべての国内線をあわせた3日の予約は15万人余りで1日としては新型コロナの感染拡大以降、最多になっているということです。

さらに高速道路でも午前中を中心に激しい渋滞となりました。

日本道路交通情報センターによりますと、午前9時ごろには関越自動車道の下り線で埼玉県の花園インターチェンジ付近を先頭に54キロ、午前6時半ごろには中央自動車道の下り線で東京都と神奈川県の境にある小仏トンネル付近を先頭に43キロの渋滞となりました。

午後6時半現在では名神高速道路の下り線が京都府の京都東インターチェンジ付近を先頭に20キロの渋滞など、一部の区間で混雑が続いています。