初の「男子ソロ」 アーティスティックスイミング日本選手権

アーティスティックスイミングの日本選手権が1日に都内で開幕し、今大会から初めて男子のソロ種目が設けられ選手が演技を披露しました。

アーティスティックスイミングの日本選手権は、東京 江東区の東京アクアティクスセンターで1日から3日間の日程で行われます。

世界水泳連盟のルール変更で今シーズンから採点方法が技ごとに出来栄えを採点し得点を加算する方式となります。

また、男子選手について初めてソロ種目が設けられるほかチーム種目では最大2人まで出場できるようになりました。

このうち男子ソロのテクニカルルーティン決勝には、19歳の岩崎尽真選手がただ1人出場し、『囚人』をテーマに表現力豊かな上半身の動きや高さのある足技などに加え、後半はテンポを上げて脱獄する緊迫感のあるさまを表現して151.6417をマークしました。

演技後、岩崎選手は「今回から新ルールで、何点が出るのか全く見当がつかなかったが、出た点数をあすのフリーなど今後につなげていきたい」と振り返ったうえで「男子のソロが新設されたのは歴史の中でも大きな一歩だ。男子の強みや特性を生かして日本や世界でどんどん活躍して男子も戦えるというところを知らせたい。今後、競技に参加する男子選手が増えてほしい」と話していました。

一方、例年日本選手権で演技を披露していた日本代表のメンバーは、今月5日から3日間、フランスで行われるワールドカップに出場するため今回は参加していません。