岸田首相 日本の支援で建設進む「大エジプト博物館」を視察

エジプトを訪問中の岸田総理大臣は、日本の支援で建設が進む「大エジプト博物館」を視察し、両国間で文化やインフラ整備、経済など、さまざまな分野で協力関係を構築していく考えを強調しました。

就任後、初めてアフリカを訪れている岸田総理大臣は、最初の訪問先、エジプトでシシ大統領と会談したあと、ピラミッドがある首都カイロ近郊のギザ地区で、日本の支援で建設が進む「大エジプト博物館」をマドブーリ首相とともに視察しました。

この博物館では、ツタンカーメンの「黄金のマスク」やひつぎなどが展示される計画で、岸田総理大臣は、開館に向けた作業の進捗(しんちょく)や日本が技術支援した文化財の復元状況などを確認しました。

視察を終えた岸田総理大臣は、記者団に対し「わが国は、エジプトと文化、インフラ、経済など、さまざまな分野で、官民双方で引き続き良好な協力関係を築いていきたい」と述べました。

エジプト政府によりますと、この博物館は近く開館する予定だということで開館に合わせた式典に岸田総理大臣を招待したということです。