防衛省関係者によりますと、機体の回収作業は海底に敷いた大型のネットの上にワイヤーでつり上げた機体を乗せて、ネットで包み込むようにしてクレーンで引き揚げる計画です。
現場の海域では29日に続き、30日も民間の作業船から無人探査機を海底に下ろして作業を行う予定でしたが、現場周辺の波が高く、自衛隊によりますと、30日の作業は中止となりました。
気象台によりますと、30日の現場周辺の海域の波は2.5メートルと高い状態で、1日はやや弱まるものの、予報では2メートルとやや高くなることが見込まれています。
自衛隊は、1日以降の作業について当日の波の状態などを見て判断するということです。
自衛隊ヘリ事故 機体回収の作業中止 あす以降 波の状況で判断
陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島の周辺で消息を絶った事故で、機体の回収に向けた作業は、30日は現場周辺の波が高いため中止されました。1日以降の作業は、波の状態などを見て判断するということです。
4月6日、陸上自衛隊のヘリコプターが宮古島の周辺で消息を絶ち隊員10人が行方不明になった事故では、これまでに5人の死亡が確認され水深106メートルの海底では、胴体部分とみられる損壊した機体の一部が見つかっています。

