ミッキーマウスたちが浦安市内をパレード 開園40周年など記念

東京ディズニーリゾートの開園40周年などを記念したパレードが千葉県浦安市で行われ、ミッキーマウスなどが地元の街を盛り上げました。

このパレードは、ことしが東京ディズニーリゾートの開園40年、千葉県ができて150年にあたるのに加え、浦安市が町から市となって、おととしで40年となったのを記念して行われました。
正午すぎにカウントダウンとともにパレードが始まり、およそ700メートルのコースを、最初に千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」などが行進しました。

地元の児童や生徒による演奏に続き、ミッキーマウスやミニーマウスなどのディズニーのキャラクターが、特別にデザインされた車に乗って現れると、沿道を埋め尽くした家族連れなどから大きな歓声があがりました。
浦安市によりますと、およそ6万人が集まったということで、キャラクターが手を振ったりポーズを取ったりすると、いっせいに写真を撮ったり声をかけたりしていました。

友人と自転車で訪れたという40代の女性は「ミッキーが現れたときには思わず手を振りました。浦安市にとってディズニーランドは特別な存在で、ミッキーと同じ市の中で生活できることはうれしいなと改めて思いました」と話していました。

ディズニーのキャラクターによるスペシャルパレードは5月以降、和歌山市など全国各地のほか、千葉県内数か所でも行われる予定です。

東京ディズニーリゾート近くの住民は

29日のパレードには、東京ディズニーリゾートのすぐそばにある浦安市の舞浜地区に住む鍋谷公子さん(84)も観覧に訪れました。

鍋谷さんは、ディズニーランドから歩いて10分ほどの場所に34年前から住んでいて、子育てをしていたころは年間パスポートを持って、たびたび一緒に訪れていたといいます。

その後、孫ができてからは、ベビーカーを押して散歩をするなど、家族3世代で楽しんできました。

鍋谷さんは「ディズニーとともに成長したというか、年を取ったというか、一緒に育ってきたという感覚があります。花火が毎日見えるのも刺激になっていい」と話していました。

また、84歳となった今でも友人や家族の誕生日といった記念の日などに、年に2回ほど訪れるといいます。

29日のパレードを見た鍋谷さんは「いつもはパークの中でパレードを見ているので、外で行われるのが魅力的で楽しく、うきうきしました。ディズニーは夢があって、若い人からお年寄りまで楽しめる。またパークに行きたいと思いました」と話していました。