衆参補選全敗の立民 両院議員懇談会などで敗因検証へ

衆参の補欠選挙で議席を獲得できなかった立憲民主党は、所属議員の意見を聞く懇談会を開くなどして敗因を検証し、党勢の立て直しを急ぎたい考えです。ただ、党内からは執行部の責任を問う声も上がっていて、次の衆議院選挙に向けて挙党態勢を築けるかが焦点です。

今月23日に投票が行われた衆参5つの補欠選挙で、立憲民主党は、3つの選挙区に公認候補を擁立しましたが、議席を獲得できませんでした。

泉代表は「大変残念な結果で反省している。党の立て直しに向けて一刻の猶予も生じさせることはできない」と述べました。

党執行部は「まずは所属議員の声を聞くべきだ」という党内の指摘を踏まえ、来月10日に両院議員懇談会を開くほか、地方組織からも意見を聞いて敗因を検証し、党勢の立て直しを急ぎたい考えです。

ただ党内からは、執行部の責任を問う声が上がっているほか、日本維新の会との国会での連携が影響を与えたとして関係を見直すべきだという意見も出ていて、次の衆議院選挙に向けて挙党態勢を築けるかが焦点です。