中国の無人機か 与那国島と台湾の間の上空を飛行と発表 防衛省

防衛省は27日、中国の無人機とみられる機体1機が沖縄県の与那国島と台湾の間の上空を飛行したと発表しました。この空域で中国の無人機とみられる機体を確認したのは初めてだということで、警戒と監視を続けています。

防衛省によりますと、27日午後、無人機とみられる機体1機が沖縄県の与那国島と台湾本島の間の空域を南から北に向けて飛行しているのを確認しました。

機体は東シナ海の上空で、西へ進路を変え、中国大陸の方向へ向かったということで、飛行コースなどから中国機と推定されるとしています。

航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進して対応し、領空侵犯はなかったということです。

台湾国防部は、中国軍の偵察・攻撃型無人機が27日から28日にかけて、台湾の防空識別圏の中を半周する形で飛行したと発表しています。

防衛省によりますと、与那国島と台湾の間の空域で、中国の無人機とみられる機体を確認したのは初めてだということで、警戒と監視を続けています。