東京都 コロナ5類移行後も臨時医療施設の開設延長で検討

東京都は新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したあとも、重症化リスクの高い高齢者などへの支援を継続する必要があるとして、臨時の医療施設の開設を延長する方向で検討しています。

東京都は高齢者などのための新型コロナの臨時の医療施設8か所で合わせて692の病床を確保し、感染症法上の位置づけが5類に移行したあとも、ことし6月末まで開設するとしていました。

これについて、都は、重症化リスクの高い高齢者などへの支援を継続する必要があるとして、7月以降も開設を延長する方向で検討していることが関係者への取材でわかりました。

また、妊婦などのための宿泊療養施設1か所についても7月以降、開設を延長するほか、現在、休止中の「酸素・医療提供ステーション」1か所を再開する方針だということです。

これらは28日午後開かれる都の対策本部会議で議論され、正式に決定される見通しです。