再来年のNHK大河ドラマ 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に決定

再来年放送されるNHKの大河ドラマは、江戸時代に人気の浮世絵師や作家を次々に世に送り出し、時代のちょうじとなった蔦屋重三郎の生涯を描く「べらぼう」に決まりました。主演は横浜流星さんです。

ラジオの放送開始から100年の節目の年となる再来年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(つたじゅう えいがのゆめばなし)は、江戸時代中期、歌麿や北斎といった浮世絵師や作家など個性豊かな才能を見いだして次々に世に送り出した出版人、蔦重こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描きます。

主人公の蔦屋重三郎を演じるのは、数々のドラマや映画に出演する人気俳優、横浜流星さんでNHKのドラマには大河を含め初出演となります。

脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」やドラマ10「大奥」などで高い評価を受ける森下佳子さんが担当します。

森下さんが大河ドラマを手がけるのは2017年の「おんな城主 直虎」以来、2回目です。

27日、東京 渋谷のNHK放送センターで開かれた記者会見で横浜さんは「目標だった大河ドラマの主演に選んでいただき光栄に思います。今まで培ってきたものすべてをこの作品に注ぎ込み蔦屋重三郎として生き、ともに成長したい」と意気込みを語りました。

また、森下さんは「蔦重が出版した本や浮世絵はとてもおもしろいしわくわくします。当時、政治的には大変なことが起きていたが、明るくてお上をちくっとやるところも忘れないという精神がよくてドラマを楽しみにしている」と話していました。

NHK大河ドラマ「べらぼう」は再来年(2025年)1月から放送される予定です。