6月電気料金 横ばいも値上げの可能性

大手電力10社はことし6月請求分の電気料金を発表しました。10社中9社が前の月と変わりませんが、東京電力や東北電力など7社は国に値上げの申請を行っていて、認可されれば、料金が引き上げられる可能性もあります。

各社の発表によりますと、ことし6月に請求される家庭向けで契約者の多い「規制料金」は、使用量が平均的な家庭で高い順に
▽中部電力で6945円
▽東京電力で6809円
▽北海道電力で6781円
▽沖縄電力で6494円
▽東北電力で6212円
▽中国電力で6053円
▽四国電力で5562円
▽関西電力で5236円
▽北陸電力で4590円となり、5月分と変わりません。

一方、▽九州電力は5251円で燃料価格の下落により3円値下がりします。

規制料金をめぐっては、大手電力10社のうち東京電力や東北電力など7社が17%余りから46%余りの値上げを国に申請しています。

現在、経済産業省が各社の値上げ幅が妥当かどうか審査を行っていて、早ければ6月以降の請求分から料金が引き上げられる可能性もあります。

一方、6月請求分のガス料金はLNG=液化天然ガスの価格下落により大手4社すべてで値下がりします。

5月分と比べると、使用量が平均的な家庭では
▽東邦ガスが246円下がって6826円
▽西部ガスが180円下がって6418円
▽大阪ガスが235円下がって6205円
▽東京ガスは237円下がって5652円となります。