東京 新宿区や港区などにまたがる明治神宮外苑の再開発は先月から工事が始まっていますが、環境への影響について話し合う都の審議会で、名所のイチョウ並木に与える調査が不十分と指摘されたことから、審議が続いています。
27日、オンラインで開かれた審議会では、一部の住民が樹木の伐採方針などについて意見を交わしたいと、事業者に対し対話型の説明会を求めていることなどから、委員の1人が「説明会はきちんとした形で行い、もう少しお互いに歩み寄れるところを見つける努力をするべきだ」と指摘しました。
これに対し、事業者の担当者は「神宮外苑という場所の価値は、十分に認識して計画を進めている。住民説明会についてはよく検討していきたい」と答えていました。
審議会は引き続き行われ、今後、イチョウ並木の調査結果などが報告される見通しです。

神宮外苑再開発 事業者“住民向け説明会 検討したい”
明治神宮外苑の再開発で、環境への影響について話し合う東京都の審議会が開かれ、委員の1人から住民向けの説明会を開催するべきだという指摘が出たのに対し、事業者は「よく検討していきたい」と回答しました。
