ウォルト・ディズニーは26日、フロリダ州のデサンティス知事が州内のテーマパークに関する税制上の優遇措置を無効にしようとしていることについて、差し止めなどを求めてフロリダ州北部地区の連邦地方裁判所に提訴しました。
フロリダ州では去年3月、共和党の主導でLGBTなどに関する教育について制限する法律が成立したことをディズニーが批判し、対立が深まり、デサンティス知事はディズニーへの介入を強めていました。
デサンティス知事は、1960年代から長年にわたって認められてきた税制上の優遇措置を含む特区制度を廃止する法律を成立させています。
会社側は、訴状の中で「ビジネスの運営や地域経済の未来を脅かし、憲法上の権利も侵害している」としたうえで、一連の知事の対応は、反対意見を表明したことに対する報復措置だと主張しています。
来年のアメリカ大統領選挙で野党・共和党の有力候補の1人として名前が挙がっているデサンティス知事との対立が今後、法廷の場でどのような展開を見せるのか、関心が集まっています。
米ディズニー フロリダ州知事を提訴 大統領選の野党有力候補
アメリカ、フロリダ州でテーマパークを運営するウォルト・ディズニーは、フロリダ州が、長年認めてきた税制上の優遇措置を廃止する措置をとりビジネスの運営を脅かそうとしているなどとして、デサンティス知事を提訴しました。デサンティス知事は、来年のアメリカ大統領選挙で野党・共和党の有力候補の1人として名前が挙がっています。
