国民 玉木代表“立民 基本政策で一致せず”候補者調整に否定的

次の衆議院選挙での野党候補の一本化をめぐり、国民民主党の玉木代表は「選挙のための一本化は野合と見られる」と述べ、立憲民主党とは基本的な政策で一致していないとして候補者調整に否定的な考えを示しました。

23日に行われた衆議院千葉5区の補欠選挙では、野党5党がそれぞれ候補者を擁立し、自民党の候補者が当選したことを受けて、立憲民主党からは、次の衆議院選挙では野党候補の一本化を目指したいという意見が出ています。

これについて、国民民主党の玉木代表は記者会見で「憲法、安全保障、エネルギー政策という国家の基本に関わる政策で一致しない政党と選挙協力はしない。いくら選挙の調整をしても票は増えない。政策を置き去りにして選挙のために候補者を一本化することは野合と見られる」と述べました。

そのうえで、立憲民主党とは基本的な政策で一致していないという認識を示しました。

一方、今回の統一地方選挙で躍進した日本維新の会については「憲法と安全保障、エネルギー政策では、われわれに最も近い政党だ。立憲民主党よりも近い」と述べました。