衆参5補選 自民が4議席 維新が衆院和歌山1区で議席獲得

23日に投票が行われた衆参5つの補欠選挙は、自民党が1議席上積みして4議席を獲得しました。また日本維新の会が衆議院和歌山1区で議席を獲得した一方、立憲民主党は議席を獲得できませんでした。

衆参5つの補欠選挙は23日、統一地方選挙の後半戦とともに投票が行われました。

衆議院 山口2区

衆議院山口2区は、自民党・新人の岸信千世氏(31)が初めての当選を果たしました。

衆議院 山口4区

衆議院山口4区は自民党の新人、吉田真次氏(38)が初めての当選を果たしました。

衆議院 千葉5区

また衆議院千葉5区は、自民党・新人の英利アルフィヤ氏(34)が立憲民主党・新人の矢崎堅太郎氏(55)らをおさえて議席を獲得しました。

参議院 大分選挙区

参議院大分選挙区は、自民党・新人の白坂亜紀氏(56)が立憲民主党の前議員に300票余りの差で競り勝ちました。

衆議院 和歌山1区

一方、衆議院和歌山1区は、日本維新の会・新人の林佑美氏(41)が自民党の元衆議院議員らをおさえ、日本維新の会としては、和歌山の小選挙区で初めてとなる議席を獲得しました。

各党反応

1議席上積みして4議席を獲得した自民党の茂木幹事長は「良い結果を出せた。岸田政権の中間評価として前向きな評価をいただいた」と述べました。

また1議席を獲得した日本維新の会の馬場代表は「関西や全国に党勢を広げていく大きな追い風になる」と評価しました。

一方、議席を獲得できなかった立憲民主党の岡田幹事長は「いずれもわずかなところで及ばず、非常に残念だ。次の衆議院の解散・総選挙でしっかり結果を出したい」と述べました。

【県庁所在地の市長選】

また、23日は統一地方選挙の後半戦として、無投票を除く全国で679の市区町村長や市区町村議員の選挙の投票が行われました。

このうち、県庁所在地の4つの市長選挙はすべて勝敗が決まりました。

水戸市

現職と新人の2人の争いとなった水戸市長選挙は、現職の高橋靖氏が共産党が推薦した新人をおさえ、4回目の当選を果たしました。

津市

津市長選挙は現職と新人の2人の争いで、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦した現職の前葉泰幸氏が無所属の新人を破り、4回目の当選を果たしました。

高松市

現職と新人の2人の争いとなった高松市長選挙は、自民党と公明党が推薦した現職の大西秀人氏が無所属の新人をおさえ、5回目の当選を果たしました。

長崎市

16年ぶりに新人のみによる争いとなった長崎市長選挙は、自民党と公明党が推薦し、国民民主党が支持した元九州運輸局長の鈴木史朗氏の初めての当選を果たしました。