
【詳報】衆参5補選は自民4維新1 市区町村長選は女性が過去最多
衆参5つの補欠選挙と統一地方選挙の後半戦は23日に投票が行われました。このうち衆参5つの補欠選挙は、自民党が衆議院の千葉5区、山口2区、山口4区、それに参議院大分選挙区の4つの議席を獲得した一方、衆議院和歌山1区は、日本維新の会が議席を獲得しました。
岸田総理大臣は24日午前、衆参5つの補欠選挙の結果について「与党、自民党が重要政策課題だと掲げたものについて『しっかりとやり抜け』という、しった激励を頂いたものだと受けとめている。今回の選挙を通じても、さまざまな国民の声を頂いた。こうした声を踏まえ政治を力強く進めていきたい」と述べました。また、記者団から衆議院の解散を考えているか問われたのに対し「国民の声を聞きながら重要政策をひとつひとつ前進させ、結果を出す。これに尽きると思っている。いま解散総選挙については考えていない」と述べました。
24日に開票が行われた東京都内の3つの区長選挙の結果などもあわせてタイムライン形式でお伝えします。
【詳しくはこちら】統一地方選2023特設サイト

【動画タイムライン】衆参補選 統一選後半 候補者 当落の声
共産 小池書記局長「共闘再構築に今後も力を尽くしていきたい」
共産党の小池書記局長は、記者会見で衆参5つの補欠選挙について「勝利はできなかったが、岸田政権への批判の強さを示した選挙だった。自民・公明両党と、その補完勢力の日本維新の会などに勝つためには、相互に支援し合って勝利を目指す本気の野党共闘がどうしても必要だ。共闘の再構築に今後も力を尽くしていきたい」と述べました。また、統一地方選挙の後半戦について「前回4年前と比べると、91議席の後退となった。住民の利益のために奮闘している多くの候補者を落選させてしまったことは大変悔しく、残念でありおわびを申し上げたい」と述べました。
自民 茂木幹事長「政権に対する前向きな評価をいただいた」
自民党の茂木幹事長は、記者会見で「選挙前の勢力より1議席上積みし、野党の議席をこちらが奪還する結果となり、政権に対する前向きな評価をいただいた。今後、いっそうの緊張感を持って国政に臨み、直面する内外の課題にしっかりと対応することで、国民の大きな期待に応えていきたい」と述べました。
一方、統一地方選挙の結果については「関西圏での体制の立て直しという課題が改めて明らかになった。特に大阪では抜本的な改革案の検討が必要で、大阪府連とも早急に相談の機会を持ち、誰が責任でどれくらいのスパンでどう刷新していくのか、検討していきたい」と述べました。
一方、統一地方選挙の結果については「関西圏での体制の立て直しという課題が改めて明らかになった。特に大阪では抜本的な改革案の検討が必要で、大阪府連とも早急に相談の機会を持ち、誰が責任でどれくらいのスパンでどう刷新していくのか、検討していきたい」と述べました。
立民 岡田幹事長「負けは負けとして謙虚に受け止め」
立憲民主党の岡田幹事長は24日夕方、党の執行役員会のあと記者団に対し「接戦まで持ち込んだのは一定の評価ができるが、負けは負けとして謙虚に受け止め、何が悪かったのかを分析した上で、次の衆議院の解散・総選挙で結果を出すために頑張ろうということを確認した。しっかり議席を取れるように準備を急がなければいけない」と述べました。
党公認候補計12人が落選 公明 山口代表「党の戦略戦術不十分」
公明党の山口代表は、記者会見で「複数の選挙区を僅差で制したのは、自民・公明両党で結束して戦ったたまものだ。ただ、僅差だったことを謙虚に受け止めなければならず特に衆議院千葉5区は、野党が候補者を絞りきれなかったことに助けられている一面を見る必要がある」と指摘しました。一方、今回の統一地方選挙で東京の区議会議員選挙などで、あわせて12人の党公認の候補が落選し、いまの公明党に再結成された平成10年以降で、最多となったことについて「日本維新の会の新人候補が積極的に立候補し、大量得票した結果既存の勢力が割を食った。党の戦略戦術が不十分で、全体的な動きを把握し、機敏に対応できなかった」と述べました。
維新 馬場代表 “自治体首長と地方議員が非改選含め774人に”
日本維新の会は、統一地方選挙について、全国の自治体の首長と地方議員をあわせて600人以上に増やす目標を掲げ、馬場代表は、達成できなければ代表を辞任する意向でした。
馬場代表は24日午後、国会内で記者会見し、首長と地方議員が非改選も含めて774人になり、目標を達成したことを明らかにしました。今回、奈良県知事選挙で、大阪以外で初めて維新公認の知事が誕生したほか、衆議院和歌山1区の補欠選挙では党として初めて、和歌山の小選挙区で議席を獲得しました。
馬場代表は「身を切る改革や行財政改革を徹底して財源を生み出すことを続けた結果、国民の多くが望む政治の方向性が徐々に芽生えてきている。結果は出ているが、自民党に比べてまだまだひよこの存在であり、強大な基盤の上に強大な城を築いていきたい」と述べました。そのうえで「次の目標は、衆議院で野党第一党の議席を預かることであり、全選挙区に候補者を立てることを目標に擁立作業をやっていく。政権政党を目指しているので、ほかの党との協力はやらないという考え方で次の衆議院選挙を戦うのが大方針だ」と述べました。一方、立憲民主党との国会での連携をめぐっては「選挙で有利に持ち込むために関係を凍結していると思っているなら大きな勘違いだ」と述べ、中断を継続する考えを示しました。
馬場代表は24日午後、国会内で記者会見し、首長と地方議員が非改選も含めて774人になり、目標を達成したことを明らかにしました。今回、奈良県知事選挙で、大阪以外で初めて維新公認の知事が誕生したほか、衆議院和歌山1区の補欠選挙では党として初めて、和歌山の小選挙区で議席を獲得しました。
馬場代表は「身を切る改革や行財政改革を徹底して財源を生み出すことを続けた結果、国民の多くが望む政治の方向性が徐々に芽生えてきている。結果は出ているが、自民党に比べてまだまだひよこの存在であり、強大な基盤の上に強大な城を築いていきたい」と述べました。そのうえで「次の目標は、衆議院で野党第一党の議席を預かることであり、全選挙区に候補者を立てることを目標に擁立作業をやっていく。政権政党を目指しているので、ほかの党との協力はやらないという考え方で次の衆議院選挙を戦うのが大方針だ」と述べました。一方、立憲民主党との国会での連携をめぐっては「選挙で有利に持ち込むために関係を凍結していると思っているなら大きな勘違いだ」と述べ、中断を継続する考えを示しました。
れいわ 櫛渕共同代表 “統一選で党公認39人 推薦8人当選”
れいわ新選組の櫛渕共同代表は、24日午後に国会内で記者会見し、党として初めて臨んだ統一地方選挙では、前半戦と後半戦をあわせて公認候補39人、推薦候補8人が当選したと説明しました。そのうえで「国民生活の底上げや経済の再生につながらない、一部の人たちのためだけの政治を反転させることを掲げた候補者たちを、全国の皆さんが支持してくれたのではないか。一歩一歩これからも愚直に歩んでいく決意だ」と述べました。
市区町村選女性候補当選11人は過去最多 東京の女性区長も3人増
東京の特別区の11の区長選挙のうち、江東区長選挙では木村弥生氏、豊島区長選挙では高際みゆき氏、北区長選挙では山田加奈子氏が初めての当選を果たし、女性の区長が3人増えることになりました。現在、女性が区長を務めているのは品川区、杉並区、それに足立区の3つの区で、今回の選挙とあわせると女性区長は6人になります。東京23区では、この1年で女性区長が5人増える結果となりました。
統一地方選挙の後半で行われた市区町村長選挙にはあわせて49人の女性の候補者が立候補しました。このうち、無投票も含めて、市長選挙では7人、区長選挙では2人、村長選挙では2人のあわせて11人が当選しました。これまででもっとも多かった前回4年前の6人を上回り、過去最多となります。
統一地方選挙の後半で行われた市区町村長選挙にはあわせて49人の女性の候補者が立候補しました。このうち、無投票も含めて、市長選挙では7人、区長選挙では2人、村長選挙では2人のあわせて11人が当選しました。これまででもっとも多かった前回4年前の6人を上回り、過去最多となります。
新人3人が争った大田区長選(24日開票)は鈴木晶雅氏が当選

新人3人が争った東京 大田区の区長選挙は、無所属の新人で、自民党と公明党が推薦した鈴木晶雅氏(64)が初めての当選を果たしました。
鈴木氏は品川区出身で、大田区議会議員や東京都議会議員を経て、今回初めて大田区長選挙に立候補しました。選挙戦では、4期16年大田区長を務め退任する松原忠義区長の区政を継承し、子育てや教育の充実、健康施策や福祉の向上などを訴え初めての当選を果たしました。
鈴木氏は品川区出身で、大田区議会議員や東京都議会議員を経て、今回初めて大田区長選挙に立候補しました。選挙戦では、4期16年大田区長を務め退任する松原忠義区長の区政を継承し、子育てや教育の充実、健康施策や福祉の向上などを訴え初めての当選を果たしました。
江戸川区長選(24日開票)は現職の斉藤猛氏が再選

東京 江戸川区の区長選挙は自民党、公明党が推薦した無所属の現職、斉藤猛氏(60)が2回目の当選を果たしました。
斉藤氏は昭和57年に江戸川区の職員となり、財政課長や福祉部長、教育長などを務め、4年前の区長選挙で初当選しました。今回の選挙は2期目を目指した斉藤氏に、共産党が推薦した元区議会議員の瀬端氏が挑む構図になりました。選挙戦で斉藤氏は1期目の実績を掲げたうえで、避難所となる施設の改築や堤防の整備など災害に強いまちづくりをはじめ、子育て支援や高齢者福祉の充実などを訴え、2回目の当選を果たしました。
斉藤氏は昭和57年に江戸川区の職員となり、財政課長や福祉部長、教育長などを務め、4年前の区長選挙で初当選しました。今回の選挙は2期目を目指した斉藤氏に、共産党が推薦した元区議会議員の瀬端氏が挑む構図になりました。選挙戦で斉藤氏は1期目の実績を掲げたうえで、避難所となる施設の改築や堤防の整備など災害に強いまちづくりをはじめ、子育て支援や高齢者福祉の充実などを訴え、2回目の当選を果たしました。
区長死去に伴い実施の江東区長選(24日開票)木村弥生氏が初当選

区長が死去したことに伴う東京 江東区の区長選挙は、無所属の新人の木村弥生氏(57)が初めての当選を果たしました。
木村氏は大学病院の看護師などを経て、平成26年の衆議院議員選挙の比例代表・北関東ブロックで初当選し、衆議院議員を2期務めました。今回の江東区長選挙は、4期16年務めた区長が今月12日に死去したことに伴って行われ、新人4人が争う構図となりました。選挙戦で木村氏は、国政の現場で、政策を立案してきた実績を強調するとともに、妊娠・出産・産後ケアの切れ目ない支援を行い、区の魅力を内外に発信して知名度を向上させるなどと訴えました。そして、今回初めての当選を果たしました。
木村氏は大学病院の看護師などを経て、平成26年の衆議院議員選挙の比例代表・北関東ブロックで初当選し、衆議院議員を2期務めました。今回の江東区長選挙は、4期16年務めた区長が今月12日に死去したことに伴って行われ、新人4人が争う構図となりました。選挙戦で木村氏は、国政の現場で、政策を立案してきた実績を強調するとともに、妊娠・出産・産後ケアの切れ目ない支援を行い、区の魅力を内外に発信して知名度を向上させるなどと訴えました。そして、今回初めての当選を果たしました。
12:00ごろ 衆参補選で擁立の3候補が敗れた立民 泉代表
公認候補を擁立した衆参3つの補欠選挙で敗れたことについて、立憲民主党の泉代表は、24日正午ごろ東京都内で記者団に対し「候補者を擁立した選挙区では接戦となり、与党への批判票も多く出たのではないか。野党が候補者を一本化できなかった選挙区もあり、惜しい議席を逃したが、参議院大分選挙区で大接戦に持ち込めたことは前向きに評価したい」と述べました。また記者団が、泉代表ら党執行部の責任について質問したのに対して「執行部は常に党運営に責任を持って選挙にも臨んでおり、そうした責任を果たしていきたい」と述べた上で代表を辞任しない考えを示しました。
10:00すぎ 立民 大串選対委員長「批判票受け皿なり得たのでは」
立憲民主党の大串選挙対策委員長は24日午前、記者団に対し、公認候補を擁立した衆参3つの補欠選挙で敗れたことについて「よい戦いをしてくれたが、勝利に至らず大変残念だ。参議院大分選挙区は341票という僅差で、残念のひと言に尽きるが、岸田政権に対する批判票の受け皿にはなり得たのではないか。要因をよく分析して今後に生かしていきたい」と述べました。
また、野党5党が候補者を擁立した衆議院千葉5区の補欠選挙について「政治とカネの問題による補欠選挙で、候補者を一本化していれば、かなりの結果になった可能性がある。次の衆議院選挙に向けて、できるかぎり一本化の努力はしていきたいし、自民党政権に代わる政治をつくるのであれば、一本化した幅広い勢力の中で戦うのが筋ではないか」と述べました。
また、野党5党が候補者を擁立した衆議院千葉5区の補欠選挙について「政治とカネの問題による補欠選挙で、候補者を一本化していれば、かなりの結果になった可能性がある。次の衆議院選挙に向けて、できるかぎり一本化の努力はしていきたいし、自民党政権に代わる政治をつくるのであれば、一本化した幅広い勢力の中で戦うのが筋ではないか」と述べました。
9:40すぎ 首相「いま解散総選挙については考えていない」
岸田総理大臣は24日午前、総理大臣官邸に入る際、23日に投票が行われた衆参5つの補欠選挙の結果について「今回、行われた5つの補欠選挙で与党、自民党の議席を増やして頂くことができた。これは与党、自民党が重要政策課題だと掲げたものについて『しっかりとやり抜け』という、しった激励を頂いたものだと受けとめている。今回の選挙を通じても、さまざまな国民の声を頂いた。こうした声を踏まえ政治を力強く進めていきたい」と述べました。また、記者団から衆議院の解散を考えているか問われたのに対し「国民の声を聞きながら重要政策をひとつひとつ前進させ、結果を出す。これに尽きると思っている。いま解散総選挙については考えていない」と述べました。
衆参5補選 自民4勝 維新1勝

23日に投票が行われた衆参5つの補欠選挙は、自民党が衆議院の千葉5区、山口2区、山口4区、それに参議院大分選挙区の4つの議席を獲得した一方、衆議院和歌山1区は、日本維新の会が議席を獲得しました。
【統一地方選 後半データ】全国の市長で歴代最年少 26歳
【最年少】
兵庫県芦屋市の市長選挙で当選した高島崚輔氏は26歳で、全国の市長で歴代最年少となります。
【最年長】
市区長・町村長選挙の当選者のうち、最年長は、東京 台東区長選挙で3回目の当選を果たした服部征夫氏の80歳でした。
【市長選 最多当選】
福岡県春日市の市長選挙で当選した井上澄和氏は7回目の当選となり、現職の市長では最多に並びました。
兵庫県芦屋市の市長選挙で当選した高島崚輔氏は26歳で、全国の市長で歴代最年少となります。
【最年長】
市区長・町村長選挙の当選者のうち、最年長は、東京 台東区長選挙で3回目の当選を果たした服部征夫氏の80歳でした。
【市長選 最多当選】
福岡県春日市の市長選挙で当選した井上澄和氏は7回目の当選となり、現職の市長では最多に並びました。
00:30前 自民 茂木幹事長「姿勢が評価された」
自民党の茂木幹事長は、23日午前0時半前、自民党本部で記者団に対し「良い結果を出せた。岸田政権の中間評価として、政権に前向きな評価をいただいた。外交問題や少子化対策など、政権として大きな政策決定を行い、ひとつひとつの課題に率直に向き合ってきた姿勢が評価された。日本が直面する内外の諸課題にしっかりと対応することで、国民の期待に応えていきたい」と述べました。一方、今回の選挙結果が、岸田総理大臣の衆議院の解散戦略に与える影響を質問されたのに対し「解散・総選挙は総理大臣の専権事項だ。さまざまな課題に向きあい、結果を出していくことをまずやらなければいけない」と述べました。
00:30ごろ 立民 岡田幹事長「代表 幹事長は続投」
立憲民主党の岡田幹事長は、24日午前0時半ごろ、党本部で記者会見し、衆議院千葉5区と参議院大分選挙区の補欠選挙で公認候補が敗れたことについて「いずれもわずかなところで及ばず、非常に残念だ。党としては全力を挙げていい戦いができたが、結果としては当選が実現せず、頑張っていただいた皆さんに対して非常に申し訳ない」と述べました。その上で、記者団が、今回の衆参5つの補欠選挙で1議席も獲得できなかった結果を受けて、泉代表や岡田幹事長の進退について質問したのに対し「泉代表が責任をとるという話ではない。補欠選挙だからだ。私も、泉代表から言われないかぎりは 幹事長を続けることで、次の解散・総選挙でしっかり結果を出したい」と述べました。
00:30前 公明 石井幹事長「与党としては勝利」

公明党の石井幹事長は、23日午前0時半前、党本部で記者団に対し「もともとの自民党の議席を上回る結果となり、与党としては勝利と言っていいのではないか。今の政権運営に対して、一定の評価をいただいた」と述べました。一方、衆議院和歌山1区で、日本維新の会の候補が勝利したことについては「大阪に隣接している選挙区であり、大阪の影響を大きく受けたのではないか」と述べました。また、今回の選挙結果を受けた衆議院の解散・総選挙の見通しについては「岸田総理大臣が判断することなので、コメントは控えたい」と述べました。
参院補選 大分選挙区 自民 新人 白坂亜紀氏が初当選確実

与野党が全面的に対決する構図となった参議院大分選挙区の補欠選挙は、自民党の新人で公明党が推薦した白坂亜紀氏の初めての当選が確実になりました。
白坂氏は大分県竹田市出身の56歳。東京で飲食店を経営していて、今回、自民党大分県連の公募に応じて初めて立候補しました。今回の補欠選挙は、前の議員が知事選挙に立候補するため辞職したことに伴って行われ、自民党の新人で公明党が推薦した白坂氏と、立憲民主党の前議員で共産党と社民党が支持した吉田忠智氏の一騎打ちで、与野党が全面的に対決する構図となりました。選挙戦で白坂氏は、働きながら子育てしたみずからの経験をもとに、女性が働きやすい環境づくりや子育て支援の充実などを訴えました。その結果、自民党や公明党の支持層を固めたほか、無党派層からも支持を得て、4年前の参議院選挙で野党統一候補に奪われた議席を取り戻しました。
白坂氏は「女性や経営者の視点で少子化や子育ての問題について大分の人たちの意見を伝えていきたい。皆さんの気持ちをすべて受け止めてしっかり形にしていけるよう全身全霊で頑張りたい」と述べました。
白坂氏は大分県竹田市出身の56歳。東京で飲食店を経営していて、今回、自民党大分県連の公募に応じて初めて立候補しました。今回の補欠選挙は、前の議員が知事選挙に立候補するため辞職したことに伴って行われ、自民党の新人で公明党が推薦した白坂氏と、立憲民主党の前議員で共産党と社民党が支持した吉田忠智氏の一騎打ちで、与野党が全面的に対決する構図となりました。選挙戦で白坂氏は、働きながら子育てしたみずからの経験をもとに、女性が働きやすい環境づくりや子育て支援の充実などを訴えました。その結果、自民党や公明党の支持層を固めたほか、無党派層からも支持を得て、4年前の参議院選挙で野党統一候補に奪われた議席を取り戻しました。
白坂氏は「女性や経営者の視点で少子化や子育ての問題について大分の人たちの意見を伝えていきたい。皆さんの気持ちをすべて受け止めてしっかり形にしていけるよう全身全霊で頑張りたい」と述べました。
立民 吉田忠智氏「不徳のいたすところ」

落選した立憲民主党の前議員の吉田忠智氏は「選挙の態勢を整えていただいたが、皆さま方の尽力に報いることができなかった。不徳のいたすところで、誠に申し訳なかった」と述べました。
衆院補選 千葉5区 自民 英利アルフィヤ氏 初当選確実

元議員と新人のあわせて7人の争いとなった衆議院千葉5区の補欠選挙は、自民党の新人で公明党が推薦する英利アルフィヤ氏の初めての当選が確実になりました。
英利氏は、北九州市出身の34歳。両親は中国の新疆ウイグル自治区出身で10歳の時に両親とともに日本国籍を取得し、日本銀行や国連本部の事務局に勤務しました。千葉5区の補欠選挙は、自民党の衆議院議員だった薗浦健太郎氏が「政治とカネ」をめぐる問題で辞職したことに伴うもので、与野党各党が候補者を擁立しました。選挙戦で、英利氏は、岸田政権が打ち出している物価高対策や、安全保障政策を継続すること、それに多様性を尊重して一人一人が活躍できる社会づくりなどを訴えました。そして、自民党と、推薦を受けた公明党の支持層を固めるとともに、無党派層からも一定の支持を集め初めての当選を確実にしました。
英利アルフィヤ氏は「クリーンな政治を進める、信頼できる政治を進める。若い世代に年齢が近い議員として、今まで代表されてこなかった世代も代表する、そして子どもたちや学生にもわれわれの代表は英利アルフィヤなんだと思ってもらえるような活動をしていきたいと」と述べました。
英利氏は、北九州市出身の34歳。両親は中国の新疆ウイグル自治区出身で10歳の時に両親とともに日本国籍を取得し、日本銀行や国連本部の事務局に勤務しました。千葉5区の補欠選挙は、自民党の衆議院議員だった薗浦健太郎氏が「政治とカネ」をめぐる問題で辞職したことに伴うもので、与野党各党が候補者を擁立しました。選挙戦で、英利氏は、岸田政権が打ち出している物価高対策や、安全保障政策を継続すること、それに多様性を尊重して一人一人が活躍できる社会づくりなどを訴えました。そして、自民党と、推薦を受けた公明党の支持層を固めるとともに、無党派層からも一定の支持を集め初めての当選を確実にしました。
英利アルフィヤ氏は「クリーンな政治を進める、信頼できる政治を進める。若い世代に年齢が近い議員として、今まで代表されてこなかった世代も代表する、そして子どもたちや学生にもわれわれの代表は英利アルフィヤなんだと思ってもらえるような活動をしていきたいと」と述べました。
立民 新人 矢崎堅太郎氏「結果を出せずに大変申し訳ない」

敗れた矢崎堅太郎氏は「結果を出せずに、大変申し訳ない。いただいた思いは、今後ともしっかりと受け止めて活動していきたい」と述べました。
東京 渋谷区長選 長谷部健氏が3選

東京 渋谷区の区長選挙は、無所属で現職の長谷部健氏(51)が3回目の当選を果たしました。長谷部氏は、渋谷区出身の51歳。渋谷区議会議員を務め、平成27年の区長選挙で初当選しました。今回の選挙戦では、子育て支援の拡充やスタートアップ企業の誘致など2期8年の実績を訴えて幅広い層から支持を集め、当選を果たしました。
東京 北区長選 山田氏の初当選確実 88歳 花川氏破る

東京の北区長選挙は、無所属の新人で自民党と日本維新の会、公明党が推薦する、山田加奈子氏の初めての当選が確実になりました。山田氏は東京 北区出身の51歳。区議会議員の4期目に都議会議員の補欠選挙に立候補して当選し、2期目の途中で今回の区長選挙に立候補しました。今回の選挙では、現職が5期20年の実績を掲げる中、区政の刷新や子育て支援策などを訴え、推薦を受けた政党の組織票を固めたほか、幅広い支持を集めて初めての当選を確実にしました。北区では初の女性区長となります。
全国の現職の市長と、23区の区長では最高齢で、6期目を目指した無所属の現職、花川與惣太氏(88)を破りました。
山田氏は「利便性の向上やより豊かさを感じられる北区を作っていきたいと思っています。子育て施策については今が一番チャンスだと思っていますので、より寄り添った形での支援施策を北区オリジナルで作っていきたいと思っています」と述べました。
全国の現職の市長と、23区の区長では最高齢で、6期目を目指した無所属の現職、花川與惣太氏(88)を破りました。
山田氏は「利便性の向上やより豊かさを感じられる北区を作っていきたいと思っています。子育て施策については今が一番チャンスだと思っていますので、より寄り添った形での支援施策を北区オリジナルで作っていきたいと思っています」と述べました。
落選 88歳 花川與惣太氏「精いっぱい戦うことができた」

落選した花川與惣太氏は「逆風の中の選挙でした。皆さまの期待に応えることができず残念ですが、精いっぱい戦うことができました。今以上にすばらしい北区になることを期待します」と述べました。
兵庫 明石市長選 丸谷氏の初当選確実 泉市長の後継

兵庫県明石市の市長選挙は、退任する現職に後継指名された新人の丸谷聡子氏の初めての当選が確実になりました。丸谷さんは59歳。平成27年から明石市議会議員を2期務め、今回、明石市長選挙に初めて立候補しました。3期務めた現職の泉市長が後継候補として指名し選挙活動を全面的に支援していました。
芦屋市長選 高島氏が初当選確実 26歳市長は歴代最年少

兵庫県芦屋市の市長選挙は、無所属で新人の高島崚輔氏が、初めての当選を確実にしました。
高島さんは26歳。若者の海外留学などを支援するNPO法人の理事長を務め、今回、芦屋市長選挙に初めて立候補しました。選挙戦では所得制限のない18歳までの医療費の無償化や、在宅介護を進めるために介護士の待遇を改善することなどを訴えました。全国市長会によりますと26歳で市長に当選するのは歴代最年少となります。
高島さんは26歳。若者の海外留学などを支援するNPO法人の理事長を務め、今回、芦屋市長選挙に初めて立候補しました。選挙戦では所得制限のない18歳までの医療費の無償化や、在宅介護を進めるために介護士の待遇を改善することなどを訴えました。全国市長会によりますと26歳で市長に当選するのは歴代最年少となります。
東京 文京区長選 成沢広修氏の5選確実

東京 文京区長選挙は、無所属で現職の成沢広修氏の5回目の当選が確実になりました。成沢氏は、文京区出身の57歳。文京区議会議員を経て、平成19年の区長選挙で初当選しました。
東京 世田谷区長選 保坂展人氏 4選確実

現職と新人の争いとなった東京 世田谷区の区長選挙は、無所属で現職の保坂展人氏(67)の4回目の当選が確実になりました。
保坂氏は、仙台市出身の67歳。衆議院議員を3期務めたあと、平成23年の区長選挙で初当選し、これまで3期12年務めました。今回の選挙は、4期目を目指す現職の保坂氏に、自民党と日本維新の会が推薦した元財務省職員の新人、内藤氏が挑む構図となりました。
世田谷区は人口およそ91万8000人、23区で最も人口が多く都心で働く人たちが多く住む地域です。
保坂氏は「本当に厳しい戦いでした。世田谷区採用の教員をきちんと作って、教育、学校、そして児童館や子どもの居場所、ここにしっかりと後押しをしていきたい」と述べました。
保坂氏は、仙台市出身の67歳。衆議院議員を3期務めたあと、平成23年の区長選挙で初当選し、これまで3期12年務めました。今回の選挙は、4期目を目指す現職の保坂氏に、自民党と日本維新の会が推薦した元財務省職員の新人、内藤氏が挑む構図となりました。
世田谷区は人口およそ91万8000人、23区で最も人口が多く都心で働く人たちが多く住む地域です。
保坂氏は「本当に厳しい戦いでした。世田谷区採用の教員をきちんと作って、教育、学校、そして児童館や子どもの居場所、ここにしっかりと後押しをしていきたい」と述べました。
東京 台東区長選 80歳の服部征夫氏 3選確実

東京 台東区の区長選挙は、無所属の現職で、自民党と公明党が推薦する服部征夫氏の3回目の当選が確実になりました。服部氏は福岡県八女市出身の80歳。台東区議会議員や東京都議会議員を経て、8年前、平成27年の台東区長選挙で初当選しました。今回の市区長選挙の当選者のうち、最年長です。
長崎市長選 元九州運輸局長の鈴木史朗氏 初当選確実

長崎市長選挙は、自民党と公明党が推薦し、国民民主党が支持した元九州運輸局長の鈴木史朗氏の初めての当選が確実になりました。
鈴木氏は長崎市出身の55歳。平成3年に旧運輸省に入り、観光庁の企画室長や第5管区海上保安本部の本部長を務めたほか、九州運輸局長として西九州新幹線の開業などに携わりました。
長崎市長選挙は4期務めた現職の田上市長が引退を表明し、16年ぶりに新人のみによる争いとなりました。
鈴木氏は長崎市出身の55歳。平成3年に旧運輸省に入り、観光庁の企画室長や第5管区海上保安本部の本部長を務めたほか、九州運輸局長として西九州新幹線の開業などに携わりました。
長崎市長選挙は4期務めた現職の田上市長が引退を表明し、16年ぶりに新人のみによる争いとなりました。
23:00すぎ 維新 馬場代表「党勢拡大へ大きな追い風」

日本維新の会の馬場代表は、23日午後11時すぎから記者会見し「和歌山で1議席をお預かりできたことは、関西や全国に党勢を広げていく大きな追い風になる。統一地方選挙で誕生した地方議員を中心に『維新スピリッツ』を広げていきたい」と述べました。その上で「あす早速、きたるべき衆議院選挙の準備に入っていく。すべての小選挙区に候補者を擁立するため、候補者選定を第一にやっていきたい。日本維新の会は、改革保守という位置づけであり、国民は今、改革を求めている」と述べました。
23:00すぎ 維新 藤田幹事長「古い体質変える訴え 評価」

日本維新の会の藤田幹事長はNHKの開票速報番組で「劣勢からの選挙戦スタートで、一心不乱にやった。古い政治体質を変えるという私たちの訴えを評価してもらった結果だ。期待を形に変えてお返しできるようにしっかりと頑張りたい」と述べました。
23:00すぎ 立民 岡田幹事長「参院補選 ぜひ制したい」

立憲民主党の岡田幹事長は、NHKの開票速報番組で、衆議院千葉5区と参議院大分選挙区の補欠選挙で接戦となっていることについて「接戦は予想したことだが、ぜひ制したい」と述べました。また、千葉5区の補欠選挙で野党各党が候補者を擁立したことについて「一本化できなかったことは本当に残念だ。野党がまとまっていれば確実に勝てる選挙で、もう少しお互い協力できなかったのかという思いはある」と述べました。
23:00すぎ 自民 茂木幹事長「一定の評価いただいた」

自民党の茂木幹事長は、23日午後11時すぎ、NHKの開票速報番組で「衆議院山口2区と4区で議席を獲得することができ、残る千葉5区と参議院大分選挙区でも、大接戦になっている。まだ開票の途中だが、私も全国の選挙区を回る中で大変いい反応をいただいたと感じているので、このあとの開票状況を見守りたい」と述べました。一方、衆議院和歌山1区で、自民党の候補が日本維新の会の候補に敗れたことについては「よく結果を分析してみたいが、統一地方選挙の前半戦では、大阪などで苦戦を強いられた。体制の抜本的な強化、見直しが必要だと考えている」と述べました。また、今回の選挙結果が、岸田総理大臣の衆議院の解散戦略に与える影響を問われたのに対し「政権の中間評価としては、一定の評価をいただいた。衆議院の解散は総理大臣の専権事項なので、今回の結果の分析も含め、岸田総理大臣が判断されると思う」と述べました。
23:00 衆参5補選 残る2選挙区で与野党競り合う

23:00前 維新 馬場代表「アリもゾウを倒せる」
日本維新の会の馬場代表は、衆議院和歌山1区の補欠選挙で公認候補が当選確実となったことを受けて、23日午後11時前、あいさつし「日本維新の会は、まだまだ小さな勢力だが、アリも一致団結すればゾウを倒せることが証明できた」と述べました。その上で「国会で『維新スピリッツ』をさらに広げて、いま、政府・与党に対して大きな不平や不満を持っている国民の期待に応えられるように頑張っていきたい」と述べました。
衆院補選 山口2区・山口4区 投票率は過去最低
山口県選挙管理委員会によりますと▽山口2区の確定投票率は42.41%で前回・2年前の衆議院選挙と比べて9.20ポイント▽山口4区の確定投票率は34.71%で前回を13.93ポイント下回り、いずれも過去最低となりました。
衆院補選 和歌山1区は維新 林佑美氏が当選確実

元衆議院議員と新人3人の争いとなった衆議院和歌山1区の補欠選挙は、日本維新の会の新人の林佑美氏(41)の初めての当選が確実になりました。
林氏は、京都府出身の41歳。人材育成会社の役員を務めており、去年8月の和歌山市議会議員の補欠選挙で初当選しました。今回の補欠選挙は、去年11月に行われた知事選挙に立候補した、岸本周平・元衆議院議員の辞職に伴うもので、元議員と新人3人のあわせて4人が争う構図となりました。選挙戦で、林氏は、しがらみのない政治の実現や、子育て支援の充実、それに、大胆な減税などによる物価高騰対策の実施などを訴えました。そして、日本維新の会の支持層を固めるとともに、無党派層からも幅広く支持を集め、初めての当選が確実になりました。
林氏は、京都府出身の41歳。人材育成会社の役員を務めており、去年8月の和歌山市議会議員の補欠選挙で初当選しました。今回の補欠選挙は、去年11月に行われた知事選挙に立候補した、岸本周平・元衆議院議員の辞職に伴うもので、元議員と新人3人のあわせて4人が争う構図となりました。選挙戦で、林氏は、しがらみのない政治の実現や、子育て支援の充実、それに、大胆な減税などによる物価高騰対策の実施などを訴えました。そして、日本維新の会の支持層を固めるとともに、無党派層からも幅広く支持を集め、初めての当選が確実になりました。
和歌山1区 自民 門博文氏「私の至らなさ 不徳のいたすところ」
敗れた自民党の門博文氏は「私の至らなさ、不徳のいたすところで、このような結果になり、お詫びを申し上げる。申し訳ありませんでした」と述べました。
函館市長選 大泉洋さんの兄 大泉潤氏「函館を変えていく」

函館市長選挙で当選が確実となった新人の大泉潤氏は「函館をあきらめない多くの皆さんに党派を超えて支援していただいた結果、いまの勝利があると思う。市民や地域が分断されることはあってはならず、国籍や年齢、性別、政党を超えて誰もが幸せを感じられる社会を実現する誰一人置き去りにしない寄り添う行政に全力を尽くしていく」と述べました。また、記者団の取材に対し「函館を変えていく、地域の誇りを取り戻すという考えが伝わった。雇用拡大のほか、子育て・教育といった未来のための投資をするとともに、若い人に選ばれるよう都市ブランドを高めていく。物価高対策を早急に実施する」と話していました。
衆院補選 山口2区 自民 岸信千世氏 初当選確実

元議員と新人の争いとなった衆議院山口2区の補欠選挙は自民党の新人で公明党が推薦する岸信千世氏(31)の初めての当選が確実となりました。
岸氏は、東京 港区出身の31歳。大学を卒業後、民放の記者を経て衆議院議員だった父・岸信夫氏の秘書を2年余り務めました。今回の補欠選挙は無所属の元議員で、民主党政権で法務大臣などを務めた平岡秀夫氏との直接対決の構図となり、選挙戦で、岸氏は安全保障の強化や人口減少対策の必要性などを訴えました。
岸信千世氏は「みなさまのおかげで素晴らしい結果になりました。選挙戦を通じて国や山口県が抱える課題というものを改めて深く再認識しました。真摯に結果を受け止めて全力で国と県の課題に取り組んでいきます」と話していました。
岸氏は、東京 港区出身の31歳。大学を卒業後、民放の記者を経て衆議院議員だった父・岸信夫氏の秘書を2年余り務めました。今回の補欠選挙は無所属の元議員で、民主党政権で法務大臣などを務めた平岡秀夫氏との直接対決の構図となり、選挙戦で、岸氏は安全保障の強化や人口減少対策の必要性などを訴えました。
岸信千世氏は「みなさまのおかげで素晴らしい結果になりました。選挙戦を通じて国や山口県が抱える課題というものを改めて深く再認識しました。真摯に結果を受け止めて全力で国と県の課題に取り組んでいきます」と話していました。
平岡秀夫氏「相手候補に迫ることができた」

衆議院山口2区の補欠選挙で敗れた無所属の元衆議院議員の平岡秀夫氏(69)は「相手候補にここまで迫ることができたのは、ここにいる皆さんをはじめとして、多くの人の支援があったからだと認識している。本当に国民本位の地域住民本位の政治が行われているのかということを訴えてきたが、多くの人がその思いをともにしてくれたと思う」と話していました。
22:00すぎ 国民 榛葉幹事長「自民が3勝2敗なら自民は負け」

国民民主党の榛葉幹事長は、23日午後10時すぎ、東京都内で記者団に対し、今回の衆参5つの補欠選挙で唯一、公認候補を擁立した衆議院千葉5区について「本当に善戦していると思う。一定の手応えを感じているので、推移を見守っていきたい」と述べました。その上で「今回の補欠選挙の結果によっては、今後の岸田総理大臣の解散戦略に大きな影響を与えるし、野党にもいろいろな形で影響が出ると思う。自民党が3勝2敗だったら、自民党は負けだ」と述べました。
22:00前 れいわ山本代表「政治を変革する決意」
れいわ新選組の山本代表は、23日午後10時前「30年の不況にコロナと物価高の中『政治を変える主役はあなたで地方から国を揺らそう』と有権者に訴えた。私たちは引き続き、腐りきった政治を変革する決意だ」などとするコメントを発表しました。
21:30ごろ 立民 大串選対委員長「結果 見守っていきたい」

立憲民主党の大串選挙対策委員長は、23日午後9時半ごろ、党本部で記者団に対し、衆議院山口4区の補欠選挙で公認候補が敗れたことについて「残念ながら届かなかった。ただ、安倍政権の検証や旧統一教会の問題を訴え、こうした声は全国的にも有権者に届いたのではないか」と述べました。また、開票作業が続いている、衆議院千葉5区と参議院大分選挙区の補欠選挙について「激戦になっている。期待しながら結果を見守っていきたい」と述べました。
21:00ごろ 共産 小池書記局長「対案を示して戦った」

共産党の小池書記局長は、23日午後9時ごろ、党本部で記者団に対し、公認候補を擁立した衆議院千葉5区の補欠選挙について「自民党の前議員の政治とカネの問題や岸田政権の大軍拡、経済政策の問題を掲げて、論戦で大きな役割を果たせたのではないか。自民党の候補を追い詰めるという役割は果たした」と述べました。また、統一地方選挙について「それぞれの地域の課題があり、岸田政権の大軍拡や異常な物価高騰の中で、われわれの対案を示して戦った」と述べました。
東京 豊島区長選 元副区長 高際みゆき氏 初当選確実

東京・豊島区の区長選挙は、無所属の新人で、自民党、公明党、地域政党の都民ファーストの会が推薦する元豊島区副区長の高際みゆき氏(57)の初めての当選が確実になりました。高際氏は、東京・西東京市出身の57歳。民間企業や東京都庁での勤務を経て、3年前からは豊島区の副区長を務めました。選挙戦では、ことし2月に亡くなった高野区長の路線を継承・発展させると訴えていました。
北海道 函館市長選 新人 大泉潤氏の初当選確実

現職に新人が挑んだ北海道 函館市長選挙は、無所属で、立憲民主党が支持した新人の大泉潤氏の初めての当選が確実になりました。

4期目を目指す現職で自民党と公明党函館総支部が推薦する工藤寿樹氏(73)に新人で立憲民主党が支持する市の元保健福祉部長の大泉潤氏(57)が挑みました。大泉さんはタレント大泉洋さんの実兄で注目されていました。
東京 板橋区長選 坂本健氏の5選確実

東京 板橋区の区長選挙は、無所属の現職で、自民党、公明党、国民民主党が推薦する坂本健氏の5回目の当選が確実になりました。坂本氏は、板橋区出身の63歳。都議会議員を経て、平成19年の区長選挙から4回連続で当選しました。
東京 墨田区長選 山本亨氏 3選確実

東京 墨田区の区長選挙は、無所属の現職で自民党と公明党が推薦する山本亨氏の3回目の当選が確実になりました。山本氏は、墨田区出身の61歳。区議会議員を経て、平成27年の区長選挙で初当選し、2期8年、区長を務めました。
20:10すぎ 衆院補選 山口4区 立民 有田芳生氏

衆議院山口4区の補欠選挙で敗れた立憲民主党の有田芳生氏は「当選にいたらなかったのは私の責任だ。保守王国、自民党王国と戦後ずっと言われていた山口4区だったが、それが選挙戦を通じて確実に溶け始めているという確信を持っている。今後もさらなる戦いを続けていきたい」と述べました。
20:10ごろ 水戸市長選で4選確実 高橋靖氏
水戸市長選挙で4回目の当選が確実になった高橋靖氏は「子育てしやすいまちづくり、経済が発展するまちづくり、安心を実感できるまちづくり、これらをしっかりと水戸市の将来ビジョンとして据え、この4年間、すべての皆さんが安心と豊かさを実感できるまちづくりを目指してしっかり働いていく」と述べました。
20:10ごろ 津市長選で4選確実 前葉氏「市民の思いに」

津市長選挙で4回目の当選を確実にした前葉泰幸氏は「人口減少対策や子どもを産み育てやすい社会づくりは喫緊の課題だ。中心市街地をどう活性化するかや、農地を耕作放棄地にしないためにどうするかなど、市民の思いにこたえられるよう取り組んでいきたい」と述べました。
20:10ごろ 高松市長選で5選確実 大西秀人氏

高松市長選挙で当選を確実にした大西秀人氏は「4期16年やってきたが、最後の3年間はコロナ対策に追われた。コロナで社会経済が傷ついた部分があるので、その立て直しに取り組みたい。そして、これからの4年間に向けては、高松が大きく変わろうとする時期なので、間違えのない方向性を示せるような政策をきちんとやっていきたい」と述べました。
20:00すぎ 安倍昭恵さん「吉田さんが主人の志を」

衆議院山口4区の補欠選挙で初めての当選を確実にした自民党の新人の吉田真次氏を支援した安倍元総理大臣の妻の安倍昭恵さんは「主人が亡くなったあと本当に悔しくて悲しい思いでいっぱいでしたけれども、選挙を通して吉田さんが主人の志をしっかりと継いで国政の場に出てくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。皆さまには吉田さんを立派な国会議員として育てていただければ」と話していました。

20:00すぎ 衆院補選 山口4区 吉田氏「安倍元首相の魂を」

衆議院山口4区の補欠選挙で初めての当選を確実にした自民党の新人の吉田真次氏は「このたびの選挙は志半ばで命を奪われてしまった安倍元総理大臣の無念や魂をみんなで引き継いで、実現しようと戦ってきた。その思いは決して変わることはない」と述べました。
20:00すぎ 維新 馬場代表「政府への不信感や不満」
日本維新の会の馬場代表は、23日午後8時過ぎ、関西の民放のインターネット開票速報番組で、公認候補を擁立した衆議院和歌山1区の補欠選挙について「今の政府のやり方に対する不信感や不満があると思うし、一度、自民党以外の政党や候補者に思いを託してみようという雰囲気が、選挙戦を通じて、かなり大きなうねりとなって動いていたように感じた」と述べました。
20:00 衆院補選 山口4区 自民 吉田氏 当選確実

衆参5つの補欠選挙のうち衆院山口4区と、県庁所在地の4つの市長選挙のうち、3つで当選確実が出ています。NHKの出口調査の結果をお伝えします。
衆院補選 千葉5区

衆議院千葉5区は、NHKが行った出口調査では自民党の新人で公明党が推薦した元国連職員の英利アルフィヤ氏(34)と立憲民主党の新人で元千葉県議会議員の矢崎堅太郎氏(55)が競り合っています。
衆院補選 和歌山1区

衆議院和歌山1区は、出口調査では日本維新の会の新人で元和歌山市議会議員の林佑美氏(41)が自民党の元衆議院議員で公明党が推薦した元国土交通政務官の門博文氏(57)らをリードし、やや優勢です。
衆院補選 山口2区

衆議院山口2区は、自民党の新人で公明党が推薦した元衆議院議員秘書の岸信千世氏(31)が、無所属の元衆議院議員で元法務大臣の平岡秀夫氏(69)をリードし、やや優勢です。
衆院補選 山口4区

衆議院山口4区は、自民党の新人で公明党が推薦した元山口県下関市議会議員の吉田真次氏(38)が、立憲民主党の新人で元参議院議員の有田芳生氏(71)らをおさえ、初めての当選を確実にしました。

吉田氏は山口県下関市出身の38歳。大学を卒業後、大阪府議会議員の秘書を経て、平成23年から下関市議会議員を務め、市議会の副議長などを歴任しました。今回の補欠選挙は、安倍元総理大臣の死去に伴って行われ、選挙戦で、吉田氏は安倍氏の後継として憲法改正の必要性や伝統と文化を尊重する教育の推進、それに地方創生などを訴えました。
参院補選 大分選挙区

参議院大分選挙区は、立憲民主党の前議員で共産党と社民党が支持した吉田忠智氏(67)と自民党の新人で公明党が推薦した飲食店経営の白坂亜紀氏(56)が競り合っています。
水戸市長選

現職と新人の2人の争いとなった水戸市長選挙は、現職の高橋靖氏が共産党が推薦した新人をおさえ、4回目の当選を確実にしました。

高橋氏は、水戸市出身の57歳。水戸市議会議員や茨城県議会議員を務めたあと、平成23年の水戸市長選挙で初当選しました。選挙戦で高橋氏は、コロナ禍で疲弊した地域経済への支援や、待機児童対策などに取り組んだ実績を強調するとともに、ことし7月にオープンする新しい市民会館を活用して街のにぎわいを取り戻すなどと訴えました。
津市長選

津市長選挙は現職と新人の2人の争いで、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦した現職の前葉泰幸氏が無所属の新人を破り、4回目の当選を確実にしました。

前葉氏は61歳。総務省の大臣官房企画官などを務めたあと12年前の津市長選挙で初当選しました。選挙戦で、前葉氏は、こども園や放課後児童クラブの定員を増やしたことなど、3期12年の実績を強調するとともに、子どもや子育て世帯への支援の充実、津駅前など市中心部の活性化、それに行政手続きのオンライン化の推進などを訴えました。
高松市長選

現職と新人の2人の争いとなった高松市長選挙は、自民党と公明党が推薦した現職の大西秀人氏が無所属の新人をおさえ、5回目の当選を確実にしました。

大西氏は香川県丸亀市出身の63歳。昭和57年に旧自治省、現在の総務省に入り、島根県の総務部長や総務省の地域放送課長などを務めたあと、平成19年の高松市長選挙で初当選しました。選挙戦で、大西氏は、4期16年の実績をアピールするとともに、子どもを産み育て、働きやすい環境整備を進めていくことや、人口減少に対応するため都市機能を集約したまちづくりを推進していくことなどを訴えました。
長崎市長選

16年ぶりに新人のみによる選挙戦となった長崎市長選挙は、出口調査では、新人で自民党と公明党が推薦し、国民民主党が支持した元九州運輸局長の鈴木史朗氏と、無所属の新人で元県議会議員の赤木幸仁氏が競り合っています。
19:30すぎ 自民 森山選対委員長 党本部入り
自民党の森山選挙対策委員長は、午後7時半すぎに党本部に入りました。森山氏は、NHKの取材に対し「各地で自民党の候補者はそれぞれの主張を必死に訴えることができたと思う。有権者の下した判断を静かに見守りたい」と述べました。
19:00すぎ 公明 山口代表 党本部入り
公明党の山口代表は、午後7時すぎ、統一地方選挙の開票センターが設置されている党本部に入りました。その際、記者団に対し「我が党は最後までやり抜いた。和歌山での事件の後も、全国で安全に遊説ができてよかった」と述べました。また、衆参5つの補欠選挙については「結果はフタを開けてみないと分からない」と述べました。
19:30 まもなく投票締め切り 東京一部の区 除き開票へ
衆参5つの補欠選挙と、統一地方選挙の後半戦は23日、投票が行われていて、まもなく午後8時に締め切られます。

23日に投票が行われているのは、5つの補欠選挙では衆議院の千葉5区、和歌山1区、山口2区、山口4区と、参議院大分選挙区。
また、統一地方選挙の後半戦では市区町村長と市区町村議員の選挙で、無投票となった233の選挙を除く、合わせて679の選挙です。
【衆院補選 千葉5区】
補欠選挙のうち、元議員と新人6人の合わせて7人が争う衆議院千葉5区の午後5時現在の投票率は18.84%と、おととしの衆議院選挙と比べて8.07ポイント低くなっています。また、22日までに有権者のおよそ12%にあたる5万5016人が期日前投票を済ませています。
【衆院補選 和歌山1区】
元議員と新人3人の合わせて4人が立候補した衆議院和歌山1区の午後6時現在の投票率は20.95%と、おととしの衆議院選挙と比べて7.12ポイント低くなっています。また、22日までに有権者のおよそ20%にあたる6万158人が期日前投票を済ませています。
【参院補選 大分選挙区】
自民党の新人と立憲民主党の前議員が争う参議院大分選挙区の午後6時現在の投票率は22.69%と、去年の参議院選挙と比べて3.53ポイント低くなっています。また、22日までに有権者のおよそ17%にあたる16万2310人が期日前投票を済ませています。
一方、統一地方選挙の後半戦では、人口減少が進む中、子ども・子育て政策や地域経済の活性化など、暮らしに身近なテーマをめぐって論戦が交わされました。
投票は午後8時までに締め切られ、東京の一部の区を除いて即日開票されます。
また、統一地方選挙の後半戦では市区町村長と市区町村議員の選挙で、無投票となった233の選挙を除く、合わせて679の選挙です。
【衆院補選 千葉5区】
補欠選挙のうち、元議員と新人6人の合わせて7人が争う衆議院千葉5区の午後5時現在の投票率は18.84%と、おととしの衆議院選挙と比べて8.07ポイント低くなっています。また、22日までに有権者のおよそ12%にあたる5万5016人が期日前投票を済ませています。
【衆院補選 和歌山1区】
元議員と新人3人の合わせて4人が立候補した衆議院和歌山1区の午後6時現在の投票率は20.95%と、おととしの衆議院選挙と比べて7.12ポイント低くなっています。また、22日までに有権者のおよそ20%にあたる6万158人が期日前投票を済ませています。
【参院補選 大分選挙区】
自民党の新人と立憲民主党の前議員が争う参議院大分選挙区の午後6時現在の投票率は22.69%と、去年の参議院選挙と比べて3.53ポイント低くなっています。また、22日までに有権者のおよそ17%にあたる16万2310人が期日前投票を済ませています。
一方、統一地方選挙の後半戦では、人口減少が進む中、子ども・子育て政策や地域経済の活性化など、暮らしに身近なテーマをめぐって論戦が交わされました。
投票は午後8時までに締め切られ、東京の一部の区を除いて即日開票されます。
【統一地方選 後半】期日前投票 総務省まとめ
▽市と区の議会議員選挙で期日前投票を済ませた人は、有権者の14%にあたる、527万3115人で、前回・4年前と比べて2.2ポイント増えました。
▽町と村の議会議員選挙で期日前投票を済ませた人は、有権者の19.9%にあたる、51万2745人で、前回と比べて2.6ポイント増えました。
▽市区長選挙で期日前投票を済ませた人は、有権者の14.7%にあたる、162万3604人で、町村長選挙で期日前投票を済ませた人は、有権者の23%にあたる、11万6042人でした。
▽町と村の議会議員選挙で期日前投票を済ませた人は、有権者の19.9%にあたる、51万2745人で、前回と比べて2.6ポイント増えました。
▽市区長選挙で期日前投票を済ませた人は、有権者の14.7%にあたる、162万3604人で、町村長選挙で期日前投票を済ませた人は、有権者の23%にあたる、11万6042人でした。
【統一地方選 後半】女性候補者の割合増
▽99の市区長選挙には、女性40人が立候補しました。これは候補者全体の19.4%で、前回・4年前よりおよそ5ポイント上がって、これまでで最も高くなりました。
▽315の市と区の議員選挙には、あわせて9475人が立候補し、女性の候補者は、前回より407人増えて2087人と立候補者全体の22%を占め、これまでで最も高くなりました。
▽町村長選挙では195人の立候補者のうち女性は9人で、候補者全体の4.6%でした。
▽373の町村議員の選挙には、あわせて4563人が立候補し、このうち女性の候補者は671人と、立候補者全体の14.7%を占め、これまでで最も高くなりました。
政府は令和2年に策定した「第5次男女共同参画基本計画」で、今回の統一地方選挙の候補者に占める女性の割合を35%とすることを目標としていました。
▽315の市と区の議員選挙には、あわせて9475人が立候補し、女性の候補者は、前回より407人増えて2087人と立候補者全体の22%を占め、これまでで最も高くなりました。
▽町村長選挙では195人の立候補者のうち女性は9人で、候補者全体の4.6%でした。
▽373の町村議員の選挙には、あわせて4563人が立候補し、このうち女性の候補者は671人と、立候補者全体の14.7%を占め、これまでで最も高くなりました。
政府は令和2年に策定した「第5次男女共同参画基本計画」で、今回の統一地方選挙の候補者に占める女性の割合を35%とすることを目標としていました。
【統一地方選 後半】21市町村議選で定員割れ
今回の統一地方選挙の後半戦で行われた市区町村の議員選挙のうち、21の市町村で定員割れとなりました。
▽市議会議員選挙では、294の選挙のうち、14の選挙で、定員を超える立候補者がなく、無投票で当選が決まりました。無投票で当選が決まった選挙のうち、長野県岡谷市では18の定員に対し、立候補者が17人にとどまり、定員割れとなりました。
▽町村議会議員選挙では、373の選挙のうち、123の選挙で定員を超える立候補者がなく、無投票で当選が決まりました。このうち、北海道や長野県などの20の町村で立候補者が定員に満たず、定員割れとなりました。
前回・4年前は、市議会議員選挙で定員割れはなく、8つの町村議会議員選挙で定員割れとなりましたが、今回は13多くなりました。
▽市議会議員選挙では、294の選挙のうち、14の選挙で、定員を超える立候補者がなく、無投票で当選が決まりました。無投票で当選が決まった選挙のうち、長野県岡谷市では18の定員に対し、立候補者が17人にとどまり、定員割れとなりました。
▽町村議会議員選挙では、373の選挙のうち、123の選挙で定員を超える立候補者がなく、無投票で当選が決まりました。このうち、北海道や長野県などの20の町村で立候補者が定員に満たず、定員割れとなりました。
前回・4年前は、市議会議員選挙で定員割れはなく、8つの町村議会議員選挙で定員割れとなりましたが、今回は13多くなりました。