
統一地方選挙 町村議選 約3割が無投票当選 20の町村で定員割れ
統一地方選挙の後半戦のうち、18日告示された町村議員の選挙では、およそ3割にあたる1250人が無投票で当選を決めました。このうち北海道や長野県などの20の町村では候補者が定員に満たず、定員割れとなりました。
総務省のまとめによりますと、18日告示された373の町村議会議員の選挙には、あわせて4126人の定員に対し、4563人が立候補しました。
立候補者はこれまでで最も少なかった前回・4年前を212人下回り、過去最少となりました。
また、女性の候補者は前回より95人多い671人と、立候補者全体の14.7%を占め、これまでで最も高い割合になりました。
一方、373の選挙のうち、123の町村では定員を超える立候補者がなく、無投票となりました。
無投票で当選した人はあわせて1250人で、定員全体の30.3%と、総務省に記録が残る昭和26年以降で最も高い割合になりました。
さらに、北海道の11の町村や長野県の4つの村など、あわせて20の町村では、候補者が定員に満たず定員割れとなり、あわせて22人が欠員となりました。
定員割れの選挙は前回から12増えています。
※21日、総務省が数字を訂正するなどしたため記事を更新しています。