ロシア国防省 “極東の演習映像公開” 中国にアピールか

ロシア国防省は極東で開始した大規模な演習だとする映像を公開しました。演習にはアメリカや日本などを強くけん制するだけでなく、連携を強化する中国に対し対等なパートナーだとアピールするねらいがあるという見方も出ています。

15日公開された映像には、極東ウラジオストクに司令部がある太平洋艦隊の隊員らが連絡を取り合ったり戦闘機などが訓練したりしているとする様子がうつっています。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は14日、演習についてプーチン政権は海軍力を誇示し「ロシアを中国にとってより魅力的な存在にしようとしている」と指摘しました。

そのうえで「ウクライナでの軍事力の低下にもかかわらず、ロシアは太平洋の大国として活動できる対等なパートナーであると中国に示すねらいがあったとみられる」と分析しています。