一方、ロシア国防省は「両国間の防衛協力の現状や今後の見通しのほか、世界や地域の安全保障の課題について話し合う」としていて、ウクライナへの侵攻の長期化で、ロシア軍が兵器不足に直面する中、軍事面での協力を求める可能性もあります。
中ロ両国をめぐっては、3月、習近平国家主席がモスクワを訪れプーチン大統領と会談するなど、緊密な関係を誇示していて、アメリカなどとの対立が続くなか両国の結束を改めて確認するとみられます。
中国 李尚福国防相 16日からロシア訪問へ 両国の結束確認か
中国国防省は、李尚福国防相が16日からロシアを公式訪問すると発表しました。訪問中、ショイグ国防相と会談し、両国の結束を改めて確認するとみられます。
中国国防省によりますと、李尚福国防相がショイグ国防相の招きで、16日から4月19日まで4日間の日程でロシアを公式訪問し、軍の幹部と会談するほか、軍の学校を視察するということです。
中国国防省の報道官は「近年、両国の首脳の戦略的な指導のもと、軍の関係は高いレベルを保ち、共同軍事演習や実務協力などで新たな進展があった」として、連携をさらに強化する姿勢を強調しました。
