【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(15日の動き)

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる15日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

ウクライナ首相「米やNATOと連携強化し領土奪還を」

ウクライナのシュミハリ首相は訪問先のアメリカの首都ワシントンで14日、記者会見し「われわれはアメリカをはじめとする友好国と結束し、反転攻勢の準備を進めている。確実に勝利する」と述べ、最大の支援国アメリカやNATO=北大西洋条約機構の加盟国との連携を強化し、領土の奪還を進めたいと強調しました。

また、シュミハリ首相は、ウクライナの復興に長期的に必要な資金は4110億ドル、日本円にしておよそ54兆円に上るとしました。

その上で「侵略者はウクライナにもたらしたすべての損失を補填(ほてん)すべきだ」と述べ、国際社会に対し、ロシアの資産を没収し、ウクライナの復興資金に充てるよう呼びかけるとともに、来月日本で行われるG7=主要7か国の首脳会議でもこれについて意見が交わされることに期待を示しました。