
EU「ChatGPT」対応の作業部会を設置へ
アメリカのベンチャー企業が開発した対話式AI「ChatGPT」について、EU=ヨーロッパ連合の加盟国のデータ保護当局などで作る「ヨーロッパデータ保護会議」は13日、今後の対応を協議するため専門の作業部会を設置すると明らかにしました。
EUの加盟国のなかでは、イタリアのデータ保護を担当する当局が先月、膨大な個人データの収集などが個人情報の保護に関する法律に違反している疑いがあるとして、一時的にChatGPTの使用を禁止すると発表し、その後、今月中に具体的な対策を講じるよう開発企業に指示しています。
「ヨーロッパデータ保護会議」はイタリア当局のこうした措置について議論を行ったとした上で、作業部会の設置の理由については各国の当局間で情報を交換し、協力して対応にあたるためだとしています。