G20財務相・中央銀行総裁会議 初日 金融不安への対応など議論

アメリカ ワシントンで開かれている、G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議は、初日の議論を終えました。欧米でくすぶり続ける金融不安への対応や途上国の債務問題などをめぐって意見を交わしました。

G20の財務相・中央銀行総裁会議には、日本から鈴木財務大臣と日銀の植田総裁が出席しています。

初日の会議では、ロシアによるウクライナ侵攻で高騰したエネルギーや食料危機の問題、それに途上国の債務問題などを議論しました。

さらに、先月、アメリカで銀行の経営破綻が相次いで、金融不安がくすぶり続ける中、世界経済への影響や市場の動揺を防ぐ対応などについても意見を交わしました。

2日目の会議は日本時間の13日夜から始まりますが、ウクライナ情勢をめぐるロシアと欧米各国などとの意見の対立もあって、共同声明のとりまとめは困難な見通しです。