宮内庁によりますと、両陛下と国王夫妻は面識があり、天皇陛下は「ヨルダンは多くのシリアの難民を受け入れたり、人道面で大変な努力をされたりしていることに敬意を表します」などと述べられたということです。
これに対して、国王は「シリアの難民以外にもパレスチナ難民など人口の25%ほどが難民です」などと説明したうえで「中東和平に、日本が一貫して支援し、協力してくれることを高く評価しています」などと話したということです。
また、両陛下は、同席したフセイン皇太子が近く結婚することにお祝いのことばを述べられたということです。
会見はおよそ25分にわたり、両陛下は通訳を介さず、和やかな雰囲気で国王夫妻や皇太子と会談されたということです。

天皇皇后両陛下 ヨルダン国王夫妻らと会見 通訳介さず約25分
天皇皇后両陛下は、日本を訪れているヨルダンのアブドラ国王夫妻らと会見されました。
ヨルダンのアブドラ国王夫妻とフセイン皇太子は11日午後4時、皇居にある御所を訪れ、両陛下が笑顔で出迎えられました。
