米南部の銀行で発砲 5人死亡8人けが 容疑者は警察官が射殺

アメリカ南部ケンタッキー州の銀行で男がライフル銃を発砲し、5人が死亡、8人がけがをしました。現地のメディアは容疑者は事件前に銀行から解雇の通知を受けていたなどと伝えていて、動機などについて警察が捜査しています。

アメリカ南部ケンタッキー州ルイビル中心部の銀行で10日、男がライフル銃を発砲し、5人が死亡したほか、警察官2人を含む合わせて8人がけがをしました。

警察などによりますと、発砲したのはこの銀行に勤めていた25歳の男で、銀行の会議室で突然、ライフル銃を発砲したということです。

事件を受けて警察が銀行の周辺を封鎖し、容疑者の男は駆けつけた警察官に射殺されました。

また、容疑者は銃撃の様子を撮影してインターネットで配信していたということです。

CNNテレビなどは捜査関係者の話として、容疑者は事件の前に銀行から解雇の通知を受け、銃撃を予告するようなメモを残していたと伝えていて、警察が動機などについて捜査しています。

事件を受けて、バイデン大統領は声明で「社会を守るために議会の共和党が行動するまで、あと何人のアメリカ人が犠牲にならなければならないのか」と訴え、銃規制に慎重な立場の野党・共和党にも規制強化に協力するよう呼びかけました。