
NY円相場 一時1ドル=133円台後半まで値下がり
10日のニューヨーク外国為替市場は、日銀の植田新総裁が当面、今の大規模な金融緩和策を続けるとの見方から、円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は一時、1ドル=133円台後半まで値下がりしました。
大規模な金融緩和策について、日銀の植田新総裁は就任の記者会見で「継続することが適当だ」と述べていました。
市場関係者は、「植田新総裁が、今の金融緩和策の修正に積極的な姿勢を見せると予想していた投資家が多かったため、記者会見での発言は想定より慎重と受け止められ、円が売られる展開となった。植田新総裁の発言に注目が集まる状況は今後も続きそうだ」と話しています。