【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(11日の動き)

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる11日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

ウクライナ 孤児救出へ国際的な枠組みの設立を目指す

ロシアによる軍事侵攻を受けるウクライナは、ロシアに不法に連れ去られた孤児たちを救出するためEU=ヨーロッパ連合や国連機関などとも連携して国際的な枠組みの設立を目指す考えを明らかにしました。

親ロシア派代表 “ロシア側がバフムトの75%を掌握”

ウクライナ東部ドネツク州のウクライナ側の拠点、バフムトでは激しい戦闘が長期にわたって続いています。

こうした中、ドネツク州の親ロシア派の代表プシリン氏は10日、国営のロシアテレビを通じて、ロシア側がバフムトの75%を掌握したと主張しました。

これに対し、バフムトの前線を視察したウクライナ陸軍のシルスキー司令官は10日、ロシアが戦術を切り替えて空爆や砲撃で、建物などを徹底的に破壊する作戦に出ているとSNSで明らかにしました。

ロシア軍は、特殊部隊や空てい部隊も投入し、厳しい状況になっているという認識を示しています。

そのうえで、「防衛は続く」として徹底抗戦の構えを崩していません。

ベラルーシ大統領 “ロシアによる安全保証”求める

ロシアと同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領は10日、ロシアのショイグ国防相を首都ミンスクに迎えました。

この中でルカシェンコ大統領は、先の首脳会談でプーチン大統領と議論した安全保障の問題について触れ「会談ではベラルーシが侵略された場合、ロシアはベラルーシを自国の領土のように守るというような話があった」と述べ、ロシアによる安全の保証を求めました。