大手乳業メーカーの明治は、取引先との営業活動に3月、初めてメタバースを導入しました。
東京都内の会場に全国から取引先を招いて新商品の説明などを行っていた方法に比べて、会場の運営費や旅費などの負担がなくなり、1回あたりのコストを5分の1以下に抑えました。
今回は、およそ130の取引先が参加し、営業担当者のアバターが取引先のアバターを先導しながら、商品説明や会場の案内をしていました。
乳酸菌マーケティング部の堀義治さんは、「顧客と一緒に歩きながら話すことは、ウェブ会議ではできない。今後は取引先だけでなく消費者向けも含めて導入を検討したい」と話していました。

メタバース導入で業務改善へ 情報漏えい防ぐ技術開発も
デジタルの仮想空間、メタバースを業務の改善に生かそうと企業の間で導入の動きが加速しています。

メタバース導入へ 技術開発も

一方、メタバースを企業の業務に導入するための技術開発も進められています。
メタバース上に本社機能を置く、このベンチャー企業が開発したのは、情報漏えいを防ぐ技術です。
仮想空間には透明の壁で仕切られた空間があり、パスワードで入室を制限できる機能があります。
さらに、社員どうしのコミュニケーション不足を防ごうと「雑談」ができる機能も新たに開発しました。
「ハコスコ」の藤井直敬代表は「メタバースが日常的に使えるように開発していきたい」と話していました。
メタバース上に本社機能を置く、このベンチャー企業が開発したのは、情報漏えいを防ぐ技術です。
仮想空間には透明の壁で仕切られた空間があり、パスワードで入室を制限できる機能があります。
さらに、社員どうしのコミュニケーション不足を防ごうと「雑談」ができる機能も新たに開発しました。
「ハコスコ」の藤井直敬代表は「メタバースが日常的に使えるように開発していきたい」と話していました。