競泳 池江璃花子 50mバタフライ優勝で3冠達成 代表内定2種目目
世界選手権の代表選考を兼ねた競泳の日本選手権は、大会5日目の8日、女子50メートルバタフライで池江璃花子選手が優勝して今大会3冠を達成し、2種目目の日本代表に内定しました。
競泳の日本選手権は、ことし7月に福岡市で行われる世界選手権の代表選考を兼ね、東京 江東区にある東京アクアティクスセンターで行われています。
個人種目では、決勝のレースで日本水泳連盟が今回の世界選手権について定めた記録を突破し、2位以内に入った選手が日本代表に内定します。
大会5日目の8日は6つの種目が行われ、このうち、女子50メートルバタフライの決勝には、100メートルバタフライで2018年以来となる個人種目での代表に内定した池江選手が出場しました。
オリンピック種目ではありませんが、病気からの復帰後、世界で戦える種目として重点を置いていて、レースでは序盤から伸びのある泳ぎで25秒59で優勝し、タイムの条件も満たして代表に内定しました。
池江選手は100メートル自由形を含む今大会3冠達成です。
また、男子100メートルバタフライの決勝には、去年の世界選手権でこの種目、銀メダルの水沼尚輝選手や、今大会、200メートルと100メートルの自由形で日本記録を更新して優勝した松元克央選手が出場しました。
レースは、後半、力強い泳ぎでトップに立った松元選手が水沼選手の追い上げをかわし、日本記録にあと0秒15と迫る50秒96の好タイムで今大会3冠を達成し、2位の水沼選手とともに代表に内定しました。
このほか女子200メートル背泳ぎでは、今大会、2種目で優勝したものの代表内定には届かなかった白井璃緒選手が2分10秒01で優勝し、今大会3冠を達成したうえでタイムの条件を満たして代表に内定しました。
「派遣の記録切り優勝でき すごくほっとした」池江璃花子
女子50メートルバタフライで優勝して今大会3冠を達成し、世界選手権代表にも内定した池江璃花子選手は「とにかく派遣の記録を切れて優勝できてすごくほっとした」と笑顔で話しました。
レースについては「内容的には80点くらいかなと思う。体の重さやだるさはあったがそれでも気持ちだけは絶対に前を向いていたのでそこは自信を持って臨めた」と振り返りました。
レースについては「内容的には80点くらいかなと思う。体の重さやだるさはあったがそれでも気持ちだけは絶対に前を向いていたのでそこは自信を持って臨めた」と振り返りました。
「ことしこそ池江が世界に戻ってきたと証明できるレースを」

「失敗を生かして笑顔で終われるようにしたい」とのことばどおり、本命種目の女子50メートルバタフライに臨んだ池江璃花子選手。
今大会3冠を達成し、世界の舞台で戦う切符をつかみ取りました。
去年の秋ごろから思うような練習が積めずに調子を落とし、今大会の直前になっても「自信はない」とこぼすなど、苦しんできた池江選手。
それでも大会前日、最も楽しみな種目を問われると、迷うことなく答えたのが50メートルバタフライでした。
今大会では初日の女子100メートルバタフライで後半に圧倒的なスパートを見せて優勝し、本人も「正直想定外」という日本代表に内定すると、女子100メートル自由形でも優勝して勢いにのりました。
迎えた8日の決勝、「この種目だけは記録を突破して世界選手権に出場することが目標」と強い決意を持って臨みました。
ポイントにあげたのは「力まないこと」。
去年の代表選考会の決勝では、結果を求めて気持ちが入りすぎ、泳ぎが空回りして予選よりタイムを落とすまさかの結果で、代表入りを逃していました。
「二度と同じ失敗はしない」と、池江選手は予選から「7、8割の力で泳いで、決勝もあまり力をいれないように」とリラックスした泳ぎを心がけました。
その意識のとおり、持ち味の伸びのある泳ぎで優勝、今大会3冠を達成するとともに、本命種目で世界選手権代表内定をつかみ取りました。
「久しぶりに楽しいなと思えるレースだったので自分の殻を少しだけむけた」と成長を口にしました。
世界の舞台に向けて「海外の選手たちはまだ自分にはびびっていないと思うし、池江はまだまだだと思われていると思う。チャレンジャーとしてどんどんトップの選手たちに近づいていくつもり。さらに自信をつけて試合に臨みたい」と決意を新たにしました。
リレー種目だけの出場にとどまり不完全燃焼の思いが残った東京オリンピックから2年。
「ことしこそは池江が世界に戻ってきたと証明できるレースをしたい」。
今大会3冠を達成し、世界の舞台で戦う切符をつかみ取りました。
去年の秋ごろから思うような練習が積めずに調子を落とし、今大会の直前になっても「自信はない」とこぼすなど、苦しんできた池江選手。
それでも大会前日、最も楽しみな種目を問われると、迷うことなく答えたのが50メートルバタフライでした。
今大会では初日の女子100メートルバタフライで後半に圧倒的なスパートを見せて優勝し、本人も「正直想定外」という日本代表に内定すると、女子100メートル自由形でも優勝して勢いにのりました。
迎えた8日の決勝、「この種目だけは記録を突破して世界選手権に出場することが目標」と強い決意を持って臨みました。
ポイントにあげたのは「力まないこと」。
去年の代表選考会の決勝では、結果を求めて気持ちが入りすぎ、泳ぎが空回りして予選よりタイムを落とすまさかの結果で、代表入りを逃していました。
「二度と同じ失敗はしない」と、池江選手は予選から「7、8割の力で泳いで、決勝もあまり力をいれないように」とリラックスした泳ぎを心がけました。
その意識のとおり、持ち味の伸びのある泳ぎで優勝、今大会3冠を達成するとともに、本命種目で世界選手権代表内定をつかみ取りました。
「久しぶりに楽しいなと思えるレースだったので自分の殻を少しだけむけた」と成長を口にしました。
世界の舞台に向けて「海外の選手たちはまだ自分にはびびっていないと思うし、池江はまだまだだと思われていると思う。チャレンジャーとしてどんどんトップの選手たちに近づいていくつもり。さらに自信をつけて試合に臨みたい」と決意を新たにしました。
リレー種目だけの出場にとどまり不完全燃焼の思いが残った東京オリンピックから2年。
「ことしこそは池江が世界に戻ってきたと証明できるレースをしたい」。
「もう一度世界と戦うんだぞと思うことができた」松元克央

男子100メートルバタフライで優勝した松元克央選手は「最後、すごくきつかったが、勝つことができて50秒台も出せたので素直にうれしく思っている。予選からいい泳ぎができたので、50秒台は出るんじゃないかなと思いながらの決勝のレースだった」と振り返りました。
また、今大会で3冠を達成したことについて「予想外だったが、結果的に3冠できてとてもうれしい。世界の舞台で少しでもタイムを上げて、メダル獲得を視野に入れてこれからも練習していきたい。この大会でもう一度世界と戦うんだぞと思うことができた」と話していました。
そして世界選手権に向けて「世界の舞台でより一層緊張が増すと思うが、この大会でいいタイムを出したことを忘れずに、絶対に勝つんだぞという気持ちで世界選手権に臨んでメダルを持ち帰りたい」と意気込んでいました。
また、今大会で3冠を達成したことについて「予想外だったが、結果的に3冠できてとてもうれしい。世界の舞台で少しでもタイムを上げて、メダル獲得を視野に入れてこれからも練習していきたい。この大会でもう一度世界と戦うんだぞと思うことができた」と話していました。
そして世界選手権に向けて「世界の舞台でより一層緊張が増すと思うが、この大会でいいタイムを出したことを忘れずに、絶対に勝つんだぞという気持ちで世界選手権に臨んでメダルを持ち帰りたい」と意気込んでいました。
「タイムを素直に喜びたい」水沼尚輝

男子100メートルバタフライで2位に入り、世界選手権の代表に内定した水沼尚輝選手は、「満足のいく泳ぎではなかったが、こういう大きな舞台で51秒前半を出せたのは久々なので、タイムを素直に喜びたい」と話していました。
また、同級生で優勝した松元克央選手について「自由形もすごく調子がいいというのはわかっていたので、くらいつくというよりは自分が前に出るという強い気持ちを持ちながら今回のレースに挑んだ。世界で戦っていく上では2人で切磋琢磨(せっさたくま)していくすばらしい仲なのかなと思う」と話していました。
その上で世界選手権に向けて「海外の若手選手も50秒台で泳ぐ選手が出てきているので、僕自身もそれ以上の結果を求めなければどんどん置いてかれると思うので、世界のトップを目指すというところに変わりはないのでこれからも突き進んでいきたい」と意気込んでいました。
また、同級生で優勝した松元克央選手について「自由形もすごく調子がいいというのはわかっていたので、くらいつくというよりは自分が前に出るという強い気持ちを持ちながら今回のレースに挑んだ。世界で戦っていく上では2人で切磋琢磨(せっさたくま)していくすばらしい仲なのかなと思う」と話していました。
その上で世界選手権に向けて「海外の若手選手も50秒台で泳ぐ選手が出てきているので、僕自身もそれ以上の結果を求めなければどんどん置いてかれると思うので、世界のトップを目指すというところに変わりはないのでこれからも突き進んでいきたい」と意気込んでいました。