“防衛装備品の基盤強化重要 法案の早期成立に理解を” 防衛相

防衛装備品の開発や生産基盤を強化するための法案が衆議院で審議入りし、浜田防衛大臣は、海外から装備品を調達する際のリスクを避けるには国内の基盤強化が重要だとして、早期の成立に理解を求めました。

7日の衆議院本会議では防衛装備品の開発や生産基盤を強化するための法案について、浜田防衛大臣による趣旨説明と質疑が行われました。

法案には
▽自衛隊の任務に不可欠な装備品を製造する企業が事業を継続できなくなった場合は生産ラインを国有化して別の企業に委託できるようにすることや
▽防衛省が契約企業に提供する秘密情報を新たに「装備品等秘密」に指定し、漏えいした場合は刑事罰を科すことが盛り込まれています。

浜田防衛大臣は、防衛装備品を海外から調達する際には技術の囲い込みやサイバー攻撃などのリスクがあるとして「確実な調達を行うためには国内の基盤を維持し強化することが重要だ」と述べ、早期の成立に理解を求めました。

政府は今の国会での成立を目指しています。