これを受けて北海道は7日朝、緊急の対策本部会議を開き、この養鶏場で飼育しているおよそ31万羽のニワトリを処分することを決め、午前9時ごろから作業を始めました。
千歳市内では先週から今週にかけて、ほかの2つの養鶏場で「高病原性」の鳥インフルエンザウイルスが相次いで検出され、飼育されている合わせておよそ90万羽のニワトリの処分が進められています。
これで、千歳市内の養鶏場で処分される採卵用のニワトリは合わせておよそ120万羽となり、北海道内の飼育数の2割を超える見通しです。
ウイルスが検出された3つの養鶏場から半径3キロ以内にある1つの養鶏場で飼育されている12万羽について、ニワトリや卵の移動が禁止されているほか、半径3キロから10キロ以内にある5つの養鶏場の合わせておよそ49万羽について、域外への出荷が禁止されています。

北海道 鳥インフルエンザで道内の飼育数2割超処分の見通し
北海道千歳市の養鶏場で、死んだニワトリから「高病原性」が疑われる鳥インフルエンザウイルスが検出され、道はおよそ31万羽の処分を始めました。
千歳市内の養鶏場では先週以降、相次いで高病原性のウイルスが検出され、処分される採卵用のニワトリは合わせておよそ120万羽となり北海道内の飼育数の2割を超える見通しです。
北海道によりますと、6日、千歳市の養鶏場からニワトリが死んでいると連絡があり、遺伝子検査の結果、「高病原性」が疑われる鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
