株価 300円以上値下がり アメリカ景気後退への懸念
6日の東京株式市場はアメリカの景気後退への懸念から、幅広い銘柄に売り注文が出て、株価は300円以上値下がりしました。
▽日経平均株価の終値は5日より340円63銭安い、2万7472円63銭。
▽東証株価指数=トピックスは22.56下がって、1961.28。
▽一日の出来高は、11億4651万株でした。
背景にはアメリカの景気後退への懸念があります。日本時間の5日夜、公表されたアメリカのサービス業の景況感を示す指標が市場の予想を下回るなど、このところアメリカの経済指標の悪化が目立っています。
6日の東京市場では景気の動向に業績が左右されやすいとされる鉄鋼や海運、それに半導体関連などの銘柄が売られました。
その一方で、いわゆる「ディフェンシブ銘柄」と言われる医薬品や食品といった生活必需品などの銘柄に資金を移す動きも見られます。
果たして、アメリカの景気は今後どうなるのか。日本時間の7日夜に発表される雇用統計にも注目が集まります。