タリバンが国連女性職員に出勤停止通告 国連は非難し対抗措置

国連は、アフガニスタンで実権を握るイスラム主義勢力タリバンの暫定政権から、現地で働く女性職員の出勤を停止するよう通告されたことを明らかにしました。これを強く非難する国連は、男性も含めたすべての現地職員を出勤させない措置をとり、人道支援への影響が懸念されます。

国連の5日までの発表によりますと、アフガニスタンのタリバンの暫定政権から、現地で活動する国連の支援団に対し、アフガニスタン人の女性職員の出勤を停止するよう通告があったということです。

また、これまでに複数の女性職員が嫌がらせを受けたり、拘束されたりしたということです。

国連は「受け入れられない」などと強く非難し、男性も含めたすべての現地職員を出勤させない措置をとったことを明らかにしました。

タリバンの暫定政権は、去年12月、現地のNGOで働く女性職員が、人前で髪を隠すのに使うスカーフの「ヒジャブ」を適切に着用していないなどとして、出勤を停止するよう命じていて、支援活動が出来なくなるNGOが相次いでいました。

国連によりますと、アフガニスタンでは、人口のおよそ3分の2にあたる2830万人が、食料不足などにより命を守るための人道支援を必要としていますが、今回の事態を受けて支援への影響が懸念されます。