ウクライナの兵役終えた男性を避難民として受け入れへ 長野

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、長野県高森町は早ければ今月中旬にも、兵役を終えた46歳の男性1人を避難民として受け入れる方針を固めました。

高森町が新たに避難民として受け入れるのは、空手団体「禅道会」のウクライナ支部長を務めるイゴール・ユカチェクさん(46)です。

高森町でウクライナ支援を続ける「禅道会」師範の小沢隆さんなどによりますと、ウクライナでは成人男性の出国が制限されていますが、イゴールさんは志願兵として前線で戦いケガを負ったことなどから、国外での長期滞在が認められたということです。

イゴールさんは、付き添いとして出国の許可を得た弟のイワンさん(41)と一緒に来日するということで、町は2人の航空券の手配や滞在する町営住宅の準備を進めています。

2人は今後、ウクライナの隣国、ポーランドを経由して日本を目指すということで、早ければ今月中旬にも高森町に到着する見込みです。

高森町は去年、「禅道会」ウクライナ支部の会員の家族などあわせて9人を避難民として受け入れていました。