NTT通信障害 松本総務相“「重大な事故」に該当の可能性高い”

NTT東日本と西日本で3日に発生した通信障害について、松本総務大臣は電気通信事業法が定める「重大な事故」に該当する可能性が高いとして、会社から詳細な報告を受けたうえで、適切な対応をとる考えを示しました。

NTT東日本と西日本では3日午前、東京や大阪など16の都道府県でインターネット接続サービスとひかり電話の一部のあわせて最大44万6000回線に障害が発生し、復旧までにNTT西日本はおよそ1時間半、NTT東日本はおよそ3時間かかりました。

これについて、松本総務大臣は3日の閣議のあとの記者会見で、「重要なインフラとなっている通信サービスで、大規模な通信障害が発生したことは、はなはだ遺憾である」と述べました。

そのうえで、「両社から受けた報告を踏まえれば、『重大な事故』に該当する可能性が高いと考えている」と述べ、今後、会社から事故原因などの詳細な報告を受けたうえで、電気通信事業法に基づき適切な対応をとる考えを示しました。

こうした大規模な通信障害は、去年、KDDIやNTTドコモ、NTT西日本などで相次いでいて、総務省は行政指導を行って再発防止を求めていました。