柔道 全日本選抜体重別 芳田司が決勝で敗れる 女子57キロ級

柔道の全日本選抜体重別選手権が始まり、東京オリンピックの女子57キロ級の銅メダリスト、芳田司選手は決勝で敗れて2位でした。

柔道の全日本選抜体重別選手権は4月1日と2日、福岡市で行われます。

来月行われる世界選手権の個人戦の代表は出場していませんが、今後の国際大会の選考にも関わる大会で、1日は男女あわせて7階級で試合が行われました。

女子57キロ級では東京オリンピック銅メダリストの芳田選手が1回戦、準決勝と延長戦までもつれたものの勝って決勝に進出し、高野綺海選手と対戦しました。

芳田選手は攻める姿勢は見せていたものの、なかなか技がきまらず延長戦にもつれこむと、攻め手を緩めなかった高野選手が徐々に流れを引き寄せました。

そして4分すぎ、芳田選手が3つ目の指導を受けて反則負けとなり、高野選手が初優勝を果たしました。

芳田選手は「オリンピックが終わって、迷いの中で、苦しい中で練習をして迎えた大会だった。体の調子も悪くないし、ここがよくないというのはなかったが、その中でも競り負けるのは練習不足というか、なにか変えないといけない」と話していました。

高野選手は「しっかり組んで攻撃的な柔道を通してやってきた結果、今回はいい形で終わることができた」と話していました。

このほか、
▽男子60キロでは大学3年生の中村太樹選手。

▽男子66キロではおととしの大会で2位の藤阪泰恒選手。

▽男子73キロでは大学4年生の石原樹選手。

▽男子81キロでは大学4年生の老野祐平選手が、いずれも初優勝を果たしました。

▽女子48キロでは22歳の荒川朋花選手が優勝したほか

▽女子52キロでは大学4年生の白石響選手が2連覇を果たしました。