NY市場 ダウ平均株価値上がり インフレ懸念緩和で買い注文増

3月31日のニューヨーク株式市場は、アメリカのPCE・個人消費支出の物価指数の発表を受けてインフレへの懸念が和らいで買い注文が増え、ダウ平均株価は400ドルを超える値上がりとなりました。

3月31日のニューヨーク株式市場は、この日に発表されたアメリカの2月のPCE・個人消費支出の物価指数の伸びが市場予測を下回ったことを受けてインフレへの懸念が和らいで買い注文が増えました。

このため、ダウ平均株価の終値は前日に比べて415ドル12セント高い3万3274ドル15セントでした。

ダウ平均株価の値上がりは3日連続です。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.7%の大幅な上昇でした。

市場関係者は「インフレが収束に向かえば、FRB=連邦準備制度理事会の金融引き締めによって景気が冷え込む期間が短くなると見て、買い注文を出す投資家が多かった。アメリカの金融当局が、銀行の経営破綻が相次いだあと広がった金融不安を抑え込むとの見方が出ていることも株価の上昇につながった」と話しています。