宮内庁 新設の広報室 初代室長に警察庁の藤原麻衣子氏

皇室に関する情報発信の強化のため宮内庁が新設した広報室の初代室長に、警察庁の藤原麻衣子氏が就任しました。

藤原氏は平成14年、警察庁に入庁し、茨城県警の捜査二課長や警視庁組織犯罪対策総務課長などを経て、警察庁に去年新設された経済安全保障室の初代室長を務めていました。

そして、4月1日付けで宮内庁が新設した広報室の室長に就任しました。

宮内庁によりますと、広報室は民間からも登用して室長を含む9人体制で発足し、宮内庁のホームページを刷新するなど皇室に関する正確な情報を積極的に発信していくということです。

皇室の報道に関しては、秋篠宮さまが去年の誕生日の記者会見で「正確な情報もあれば、そうでない情報もあって、非常に多様なものが流れていると思う」としたうえで「正確な情報がどこにあるのかということが分かることも、大事なことだと思っています」などと述べられていました。

藤原氏は、就任にあたり「天皇皇后両陛下や皇族方の姿や活動について、国民の理解が深まることが大事だと思うので尽力したい。志を持って取り組んでいきたい」と話していました。