TSUTAYA展開 創業者の増田宗昭社長が会長に 社長交代24年ぶり

レンタル事業大手の「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブは、創業者の増田宗昭社長(72)が会長に就く社長交代の人事を固めました。交代は24年ぶりとなります。

社長に就任する高橋誉則副社長
関係者によりますと、カルチュア・コンビニエンス・クラブは、来月1日付で、創業者の増田宗昭社長が代表権のある会長となり、後任の社長に高橋誉則副社長(49)が就任する人事を固めました。

増田氏は1983年に大阪・枚方市に「蔦屋書店」を開業し、その後レンタル店の「TSUTAYA」を全国展開したほか、2003年には自社で展開していたポイントサービスの「Tポイント」で幅広い企業と提携する戦略を打ち出し、会社の成長につなげました。

その一方で、携帯各社などとの間でポイントサービスの競争が激しさを増す中、去年10月には三井住友フィナンシャルグループの「Vポイント」と統合する方針を発表するなど事業のてこ入れを進めていました。

社長交代は24年ぶりで、経営層の若返りを図るねらいがあるとみられ、31日の取締役会で正式に決まる見通しです。