
新年度=令和5年度予算案 参院での採決に向け与野党調整へ
参議院で審議が行われている新年度予算案は、29日までに採決が行われなければ、憲法の規定により自然成立します。与党側は28日に採決したいとしていて、野党側と調整が行われる見通しです。
国会では27日、先の岸田総理大臣のウクライナ訪問を受けて、午前の参議院本会議で帰国報告と各党の質疑が行われ、午後には参議院予算委員会で、岸田総理大臣と関係閣僚が出席して集中審議が行われます。
この中では、先に政府が決定した2兆円余りの追加の物価高騰対策や、5月のG7広島サミットに向けた今後の外交方針、それに放送法が定める「政治的公平」の解釈に関する総務省の行政文書などをめぐり与野党の論戦が交わされます。
一方、先月末に衆議院を通過し参議院で審議が行われている新年度=令和5年度予算案は、29日までに採決が行われなければ憲法の規定により自然成立します。
与党側は28日中に予算委員会と本会議でそれぞれ採決したいとしていて、野党側と調整が行われる見通しです。