自衛隊のコロナワクチン大規模接種終了 東京と大阪で閉所式

自衛隊による新型コロナワクチンの大規模接種は、利用者が減少したことなどから25日で終了となり、東京と大阪に設置されていた会場で26日、閉所式が行われました。

防衛省が東京と大阪に設置した新型コロナワクチンの大規模接種会場は、利用者が減少したことや、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行されることなどを受けて、25日で接種を終え閉鎖されました。

26日は2つの会場で式典が開かれ、東京の会場に出席した浜田防衛大臣は「およそ1年2か月にわたり、常に士気高く任務に誇りを持って完遂してくれた。国民に安心を与え、信頼と期待に応えることができた」と述べ、関係者の労をねぎらいました。

自衛隊による大規模接種はおととし5月に始まり、その年の11月末でいったん終了しましたが、オミクロン株の流行を受けて、去年1月から東京で、2月からは大阪で再開されていました。
再開後の接種回数は、東京会場が33万9000回余り、大阪会場が18万5000回余りに上りましたが、ことし1月ごろからは予約数が減少傾向となり、予約枠の20%前後にとどまっていました。