東京都 新年度予算成立 一般会計の総額8兆410億円 過去最大
一般会計の総額が過去最大の8兆400億円余りとなる東京都の新年度・令和5年度予算が、24日の都議会本会議で成立しました。
東京都議会の定例会は最終日の24日、本会議で新年度の当初予算案の採決が行われ、自民党、都民ファーストの会、公明党、立憲民主党などの賛成多数で可決・成立しました。
共産党は反対しました。
新年度予算は、少子化対策の充実に向け、18歳以下への月5000円の給付や、第2子の保育料の無償化などに必要な費用が盛り込まれ、一般会計の総額が過去最大の8兆410億円となりました。
一方、都税収入は、新型コロナの影響を受けていた企業の収益が持ち直したことなどから増収が見込まれ、今年度を5700億円程度上回る6兆2010億円となり、過去最大となる見通しです。
このほか、本会議では、新型コロナの感染法上の位置づけが「5類」に移行されたあとの医療提供体制に必要な費用などを盛り込んだ、およそ1775億円の補正予算も賛成多数で成立しました。
小池知事「ここからがスタート」
東京都の新年度予算が成立したことについて、小池知事は24日の記者会見で「ここからがスタートで、各事業の効果をできるだけ早く都民に還元していくため、迅速な執行を徹底していきたい」と述べました。