
在留外国人 300万人超 過去最多に 水際対策緩和で留学など増加
日本に在留する外国人が去年末の時点で307万人余りと初めて300万人を超え、過去最多となりました。
出入国在留管理庁によりますと、去年末の時点で日本に在留する外国人は307万人余りで、前の年と比べて31万人余り多くなり、初めて300万人を超えて過去最多となりました。
在留資格別では
▽前の年と比べて9万人余り多い「留学」が30万人余りで、
▽前の年と比べておよそ5万人多い「技能実習」が32万人余りと大きく増えています。
入管庁は新型コロナの水際対策が緩和されたことで、それまで抑えられてきた中長期的な在留目的の入国者が一気に入国したためとみています。
一方、去年1年間に不法滞在などで国外退去などの処分を受けた外国人は、前の年より7700人余り少ない1万300人でした。
このほか、強制送還された人はおよそ4800人と、前の年より670人余り増加しました。