株価 小幅に値下がり 欧米の金融不安への懸念根強く
24日の東京株式市場、株価は小幅に値下がりしました。
▽日経平均株価の終値は23日より34円36銭安い、2万7385円25銭、
▽東証株価指数=トピックスは、2.00下がって、1955.32、
▽一日の出来高は10億1922万株でした。
欧米の金融不安への懸念は、24日の東京株式市場にも根強く残る展開となりました。
銀行や保険など金融関連の銘柄に売り注文が広がり、さらには、FRBの利上げが近く止まるとの観測からアメリカの長期金利が低下し、外国為替市場で円高ドル安が進んだことで、輸出関連銘柄にも売り注文が出ました。
その一方で、長期金利の低下は、半導体などハイテク関連には買い注文につながり、全体としては小幅な値下がりとなりました。
ただ、市場からは、このハイテク関連の買い注文についても「リスク回避の消去法的な動き」との声も聞かれます。
来週も、欧米の金融機関や当局の対応に大きく左右される展開となりそうです。