国境離島の「沖ノ鳥島」「南鳥島」のVR映像公開 東京都

国境離島の「沖ノ鳥島」と「南鳥島」について、詳しく知ってもらおうと、東京都は、実際に島にいるような体験ができるVR=バーチャルリアリティーの映像を公開しています。

日本の最南端に位置する「沖ノ鳥島」と、最東端に位置する「南鳥島」はいずれも東京の小笠原村に属し、特別な許可がなければ立ち入ることができません。

その排他的経済水域は国土面積を上回り、周辺では貴重な鉱物などの資源が確認されていることから、東京都は国境離島の重要性について知ってもらおうと、島の360度を見渡すことができるVR映像を公開しています。

映像は写真とCGで作られていて、都のホームページを通じて無料で見ることができます。

このうち、南鳥島では、気象庁の建物や、太平洋戦争の犠牲者の慰霊碑、それに、CGによる星空などを見ることができます。

スマートフォンで見た場合、手の上下左右の動きに合わせて視点が動く仕組みとなっていて、実際に島にいるような感覚が楽しめるということです。

映像を公開した東京都の担当者は「ふだん見ることができないそれぞれの島の美しさを知ってもらうとともに、国土や海洋資源の保全にも興味を持ってほしい」と話していました。