
自動停止の高浜原発4号機 24日運転再開へ“再発防止策講じた”
ことし1月、原子炉が自動停止するトラブルが起きた福井県の高浜原子力発電所4号機について関西電力は原因の調査を終え、再発防止策を講じたとして、24日運転を再開する方針を明らかにしました。
高浜原発4号機では運転中だったことし1月、原子炉内の異常を知らせる警報が出て、自動停止するトラブルが起きました。
関西電力はケーブルの施工不良によって核分裂反応を抑える制御棒のうち1本が、電気系統の異常で原子炉内に落下したことが原因だったと原子力規制委員会に報告し、安全上の重要度と法令違反などの深刻度は、最も低いレベルと評価されました。
こうした中、関西電力の水田仁原子力事業本部長代理が23日、福井県庁を訪れ、再発防止策を講じて準備が整ったとして、24日高浜原発4号機の原子炉を起動させて運転を再開する方針を伝えました。
25日には発電と送電を再開する方針だということです。
説明を受けた福井県の野路博之安全環境部長は、再発防止策を徹底するよう強く求めました。