統一地方選 9つの道府県の知事選 きょう告示 選挙戦スタート

4年に一度となる統一地方選挙は23日、9つの道府県で知事選挙が告示され、選挙戦がスタートします。人口減少が進む中、子ども・子育て政策、地域経済の活性化などをめぐって各地で論戦が交わされる見通しです。

4年に一度の統一地方選挙は前半が来月9日、後半が来月23日に投票が行われることになっていて、前半戦のトップを切って23日、9つの道府県で知事選挙が告示されます。

立候補の受け付けは各地の選挙管理委員会で、23日午前8時半から行われ、17日間の選挙戦が始まります。

NHKのまとめによりますと、9つの知事選挙には合わせて32人が立候補を予定しています。

9つの知事選挙で、
北海道は、今回唯一、与野党が全面的に対決する構図となっています。
奈良と徳島は、自民党内の支持が分かれる「保守分裂」の選挙となる公算で、このうち、奈良は日本維新の会の候補や共産党の推薦候補も加わり、激しい戦いとなる見通しです。
また、徳島は現職に、2人の元国会議員と共産党の新人が挑む構図となっています。
大阪は、新型コロナ対策などこれまでの大阪府政の評価に加え、教育・子育ての支援策や、カジノを含むIR=統合型リゾート施設の誘致をめぐって大阪維新の会とほかの党などの候補が争う見通しです。
大分は自民・公明両党が支援する元大分市長と、4年前の参議院選挙で野党が共闘して当選した元参議院議員の争いとなる見通しです。

今回の統一地方選挙では、人口減少が進む中、子ども・子育て政策、地域経済の活性化などをめぐって各地で論戦が交わされる見通しです。

松本総務相「積極的に投票への参加を」

松本総務大臣は「統一地方選挙は、身近な地方政治に対して意思を表明し、地域の将来を託す代表者を選ぶ極めて重要な機会だ。有権者の皆さまには、その意義を十分に認識していただき、積極的に投票への参加をお願いする。皆さまの投票参加により、わが国の地方自治がますます発展することを願ってやまない」とする談話を発表しました。