東京 狛江の強盗事件 実行役で逮捕の被告 強盗致死の罪で起訴

一連の広域強盗事件のうち、ことし1月、東京 狛江市の住宅で90歳の女性が死亡した事件で、東京地方検察庁立川支部は、実行役として逮捕された24歳の被告を強盗致死の罪で起訴しました。

起訴されたのは、住所不定、無職の加藤臣吾被告(24)です。

起訴状などによりますと、ことし1月、東京 狛江市の住宅に宅配業者を装って侵入し、この家に住む90歳の女性を結束バンドで縛ってバールで殴るなどの暴行を加えて死亡させたうえ、室内から高級腕時計などを奪ったとして、強盗致死の罪に問われています。

東京地方検察庁立川支部は認否について明らかにしていません。

警視庁は先月、強盗殺人の疑いで逮捕していましたが、殺意の認定には至らなかったものとみられます。

この事件では、実行役として逮捕された別の2人が強盗致死の罪で、すでに起訴されています。

3人のうち、加藤被告は去年、広島市で起きた強盗傷害事件で、永田陸人被告(21)は東京 中野区の強盗傷害事件で、それぞれ逮捕・起訴されていて、警視庁は、同一のグループがSNSでメンバーを募り、実行役を入れ替えながら犯行を繰り返していたとみて、指示系統の解明などを進めています。