那覇空港 制限区域内にカッターナイフ 保安検査手続き一時停止
22日午前、沖縄県の那覇空港の制限区域内でカッターナイフが見つかり、保安検査の手続きが1時間半ほど停止するトラブルがありました。
この影響で、欠航や遅れが相次ぎました。
警察によりますと、22日午前9時すぎ、那覇空港の制限区域内のラウンジでカッターナイフが見つかったということです。
このため、空港の国内線は午前9時20分ごろから保安検査の手続きを1時間半ほど停止しました。
また、カッターナイフを持ち込んだとみられる人物が見つからず、制限区域内の搭乗客全員の保安検査をやり直しました。
航空各社によりますと、春休み中のこの時期は旅行や進学、就職などで空港の利用客は多くなっていて、航空会社のカウンターがある3階や検査場がある2階は一時、身動きがとれないほど混雑しました。
今回のトラブルを受けて空港事務所は、保安検査の際に制限されているものを所持していないか確認を徹底することなど、再発防止を図るよう航空会社など関係機関に指示しました。
この影響で、全日空が8便、琉球エアーコミューターが4便、JTA=日本トランスオーシャン航空が2便の合わせて14便が欠航しました。
また、全日空の31便、日本航空の14便、JTAの9便で遅れが出ていて、全日空では予定時刻の3時間半ほどあとに出発したケースもあったということです。
欠航や遅れの影響を受けた乗客は、合わせて1万3000人余りに上りました。
那覇空港では去年4月にも、制限区域内にある全日空のラウンジでカッターナイフが見つかり、およそ1時間半にわたって保安検査の手続きが停止しています。