また、タクシーの配車アプリ「GO」を手がける会社では、先月から中国の企業と提携し、中国からの旅行者が日頃使っている現地の配車アプリで日本のタクシーを呼べるようにしました。
すでに東南アジアと韓国の企業とも提携していて、今後も日本で利用できる海外の配車アプリを増やしていく方針です。
会社の森川洸事業企画部長は「インバウンドの回復に大きく期待しているので、提携を通じて売り上げにつなげていきたい」と話しています。

外国人旅行者の回復見据え 翻訳システム関連の製品強化の動き
アフターコロナで外国人旅行者の数が本格的に回復することを見据え、新たな翻訳システムなどインバウンドに関連する製品やサービスを強化する動きが広がっています。
このうち「凸版印刷」は英語や中国語など15の言語に対応した窓口向けの新しい翻訳システムをことし6月から販売します。
透明なディスプレーを挟んで対面で会話をすると、日本語と外国語のやり取りを自動で翻訳し、ディスプレーに文字で表示する仕組みです。
相手の表情や身ぶりも見えるため、自然なやり取りができるのが特徴だとしていて、外国人旅行者が多く訪れる観光案内所などでの需要を見込んでいます。
開発を担当した野阪知新さんは「アフターコロナのなか、日本を訪れた外国人旅行者がことばで苦労しない窓口を増やしたい」と話しています。
