スクールバスに児童取り残される 約40分 けがなどなし 広島

18日、広島県東広島市の小学校の児童1人がスクールバスの中に40分ほど取り残されていたことが分かりました。
児童にけがなどはないということですが、市の教育委員会は「心からおわびし、再発防止に取り組む」としています。

東広島市教育委員会によりますと、18日午後1時前、市内にある市立小学校の児童の保護者から「子どもが帰宅しない」と連絡がありました。

児童はすでにスクールバスで学校を出ていたことから、小学校の関係者などが運行を委託するバス会社の車庫に駆けつけたところ、車内で歩いている児童を見つけたということです。

バスには鍵がかかっていて、バス会社の社長が鍵を開けて、午後1時20分ごろ、保護されました。

児童はバスが車庫に着いた午後0時40分ごろから40分ほど取り残されましたが、けがなどはないということです。

市教育委員会によりますと、運転手は児童が自宅の近くで降りなかったことに気付かず、車庫に着いたあとも取り残された児童がいないか確認していなかったということです。

東広島市教育委員会は「心からおわび申し上げる。運行事業者に改めて事故防止を徹底させるとともに、点呼を徹底して再発防止に取り組んでいく」とコメントしています。