大谷翔平 今季終了後FA エンジェルスオーナー 契約延長に意欲

大リーグ、エンジェルスのモレノオーナーが18日、今シーズン終了後にFA=フリーエージェントとなる大谷翔平選手との契約延長に向けて意欲を示しました。

広告ビジネスの実業家として知られるモレノオーナーは、去年8月からエンジェルスの売却に向けた手続きを進めてきましたが、ことし1月に一転して売却を取りやめると発表しました。

モレノオーナーは18日、およそ3年ぶりに報道陣の取材に応じ、今シーズン終了後にFAとなる大谷選手との契約延長について、「まだ話し合いはしていない」としたうえで、「大谷選手を引き止めるオファーを提示できるか」という問いに対しては、「できると思う。契約はビジネスだが、私たちは話し合いをする。彼自身がここに残りたいという気持ちがないといけないし、お互いの合意が必要になる」と答え、再契約に向け意欲を示しました。

アメリカのメディアは、大谷選手との契約延長は大リーグ史上最高となる総額で5億ドル、日本円でおよそ660億円にも上るのではないかと伝えていますが、モレノオーナーは「トラウトと契約した時も私たちは長い時間をかけて話し合いを続けた。レンドーンとの契約はあと4年で、トラウトとレンドーンの2人以外とは長期契約を結んでいないので、年俸総額に柔軟性もある」と話し、大谷選手側と丁寧に話し合いを進めていく考えを示しました。

大谷選手は先月、自身の契約について聞かれた際、「今は完全にシーズンに集中しているので、契約の話は僕は何も聞いていない。最終年というのは理解しているし、今の段階ではこのチームで優勝したいという気持ちがいちばんだと思う」と話しています。